- 2025/05/01 掲載
三井物産、26年3月期純利益は14%減見込む 資源安や円高で
Ritsuko Shimizu
[東京 1日 ロイター] - 三井物産は1日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比14.5%減の7700億円となる見通しだと発表した。原油価格の下落に加え、鉄鉱石や原料炭などの価格低迷が続くとみているほか、為替円高が影響する。前期に計上した資産売却益がなくなることも業績を押し下げた。
年間配当は1株115円で、前期実績の100円から増配を計画している。
会社予想は、IBESがまとめたアナリスト11人の純利益予想平均8536億円を下回った。
期中平均の為替レートは1ドル=140円(前年実績152.57円)。
25年3月期の連結純利益は前年比15.4%減の9003億円だった。会社計画の9200億円を下振れた。市況下落のほか、退職給付制度の改定やエネルギー関連の減損損失などの一過性のマイナス要因も大きかった。
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