- 2025/10/30 掲載
独VW、第3四半期は赤字に転落 ポルシェ戦略見直しと米関税で
[ベルリン 30日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW) が30日発表した第3・四半期決算は、営業損益が13億ユーロ(約15億2000万ドル)の赤字となった。子会社ポルシェの戦略見直しに伴う費用と米国の関税が響いた。
赤字額はビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想の17億ユーロを下回った。前年同期は28億ユーロの黒字だった。
ポルシェの電気自動車(EV)に関する戦略見直しにより、1─9月に47億ユーロの費用を計上した。さらに米国の輸入関税による費用は今年、最大50億ユーロに達するとの見通しを示した。
アルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は声明で「こうした影響は今後も続くだろう」と述べた。
通期の業績予想は据え置いた。ただ、必要な量の半導体が確保できることが前提としている。
VWの株価は決算発表を受け、フランクフルト市場序盤の取引で1.2%上昇した。
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