- 2026/01/29 掲載
どれが1番使える?ChatGPT・Gemini・Manus・Genspark「スライド作成AI」9種を徹底比較
1963年生まれ。Webコンサルタント、プロデューサー、編集者、ライター、エンジニア。90年代のIT雑誌を皮切りにWebクチコミサイト、SNS、電子書籍出版システム、ニュースメディアのグロースなどで、時代を先取りしてきた。
スライド作成で苦労する「ある理由」
プレゼンや提案書のためにPowerPointでスライドを作成し、苦労している人は多いだろう。筆者も若い頃は発表当日ギリギリまでスライドを作り、寝不足の頭でプレゼンを行ったことが何度もあった。生成AIの急速な進歩で、スライド作成はかなり自動化できるようになった。ChatGPTのような汎用の生成AIがスライド作成に対応し、専用のAIサービスも登場している。ただし各サービスには得手不得手があり、目的に合わせたツール選択が必要だ。
スライド作成が大変なのは、複数のステップがあり、それぞれが専門性を要求されるからだ。
ステップ1は「現状確認とデータ収集」。現在の状況と未来の選択肢を提示するために、対象領域の調査を行って定性的な事実と定量的データを収集する。定性的事実は箇条書きや表で整理し、定量的データはグラフやチャートでビジュアルに表現する。
ステップ2は「ストーリーの構成」。収集した事実とデータを元にスライドのストーリーを作成する。基本は4章構成だ。第1章で全体像と課題、第2章でマクロ環境と市場環境、第3章で自社の状況と課題、第4章でKPIを含む解決案とロードマップを示す。
ステップ3は「原稿の作成」。ストーリー構成の各章をブレイクダウンしてスライドに分割し、各スライド用の原稿を作成する。原稿にはタイトル、本文テキスト、ビジュアル要素(表、グラフ、チャート、イラスト、写真など)が含まれる。
ステップ4は「スライドの作り込み」。作成した原稿をスライド上にレイアウトして整える。デザインコンセプトの統一や全体のバランスも考慮し、必要に応じてアニメーション効果も加える。
ステップ1はリサーチャー的な仕事、ステップ2と3はライター的な仕事、ステップ4はデザイナー的な仕事だ。これら4つを統合するのは編集者やディレクターの役割である。つまりスライド作成は本来、ビジネスパーソンがひとりで行うには荷が重い仕事なのだ。
しかし今は、すべてのステップで生成AIを活用できる。ステップ1~3は生成AIのDeep Research機能を使って、ネットの深掘り調査からデータ作成、ストーリー構成、原稿作成まで一気に行わせることが可能だ。
なお、Deep Researchの特性は生成AIサービスごとに異なる。ChatGPTとGeminiは時間をかけて膨大なデータを調べ上げ、数万字の長文レポートを生成する。ClaudeとGrokはそれに比べると調査時間が短く、レポートも数千字とコンパクトにまとまる傾向がある。 【次ページ】生成AIのスライド作成で注意するべき「3要素」
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