- 2025/10/30 掲載
仏レミー・コアントロー、通期業績見通しを下げ 米中の不振続く
[パリ 30日 ロイター] - コニャック「レミー・マルタン」などを手がけるフランスの酒造大手レミー・コアントローは30日、主要市場である中国の市況悪化と米国での売上回復が予想通り進んでいないとして、2025/26年度通期の売上高・利益目標を下方修正した。
第2・四半期(7─9月期)の売上高は11%減の2億6880万ユーロ(3億1350万ドル)。会社がまとめたアナリスト予想は9%減だった。
米国と中国では近年売上が低迷。同社は下方修正を繰り返したほか、中期売上目標の撤回を余儀なくされていたが、6月に最悪の事態を脱したと述べていた。
蒸留酒業界全体が関税などの影響で苦しんでいるが、売上の70%をコニャックで稼ぎ、そのほとんどが米中向けであるレミーは同業他社よりも事態は深刻だ。
25/26年度の既存事業売上高成長率は、従来予想の「1桁台半ば」から「横ばい─1桁台前半」に引き下げた。営業利益についても、従来予想が「1桁台半ばの減少」だったのに対し、今回は「10%台前半─半ばの減少」を見込んでいる。
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