- 2025/10/30 掲載
住友商、SCSKへのTOB成立なら財務余力が大幅低下=S&P
[東京 30日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは30日、システム開発を手掛ける連結子会社SCSKの完全子会社化を決めた住友商事について、株式公開買い付け(TOB)が成立した場合は財務余力が大幅に低下するとの分析を発表した。投資額がS&Pの従来想定を大幅に超え、財務健全性指標が同想定を大きく下回って推移すると予想しているという。
住友商事はSCSKの株式50.54%を保有。残りをすべて取得した場合の買付総額は約8817億円を予定している。
S&Pは、今後1─2年の純利益予想額約6000億円などに対して買収額が大きいと指摘。「自己資本の十分性比率」が100%以下となる見通しが強まった場合は格下げを検討するとした。
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