ＥＣＢ、金利変更の選択肢残すべき　リスクに対応＝仏中銀総裁

[パリ ３１日 ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は３１日、金融市場に起因するものを含むさまざまなリスクに対応するため、今後の理事会で金利を変更する選択肢を残しておく必要があるとの見解を示した。

ＥＣＢは３０日の理事会で、主要政策金利である中銀預金金利を３会合連続で２％に据え置いた。これについてビルロワドガロー氏は声明で、良いスタンスだと評価した。

「金融市場に由来するものを含むさまざまなリスクを勘案し、必要に応じて行動できるようあらゆる選択肢を維持しなければならない」と強調した。

「今後の会合では、これまで以上にデータと予測に基づく機敏で実務的な対応が求められる」と述べた。