• 2026/03/18 掲載

エリオットが商船三井株を取得、株主還元と資本効率の改善求める=関係者

ロイター

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Sam Nussey Anton Bridge

[東京 18日 ロイター] - アクティビスト(物言う株主)のエリオット・インベストメント・マネジメントが、海運大手の商船三井株を取得し株主還元と資本効率の改善を求めていることが分かった。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者らによると、エリオットは商船三井に対し、不動産のポートフォリオの見直しや子会社ダイビルの再上場検討も促しているという。商船三井は2022年、東京都心の商業不動産などを保有するダイビルを完全子会社とし、非公開化した経緯がある。

エリオットによる商船三井株の取得が明らかになるのは初めて。商船三井の広報は「個別の投資家との対話状況についてはコメントを差し控える」とした。エリオットはコメントを控えた。

また、関係者らによると、エリオットは商船三井が保有する船体の価値が市場で過小評価されているとも主張しているという。商船三井はバルク船、タンカー、フェリーなど900隻以上の船を保有している。

商船三井は、昨年3月末時点で0.67倍となっている株価純資産倍率(PBR)を中長期的に1倍以上へ引き上げる目標を掲げている。成長投資の継続と株主還元の拡充を両立させ、変動の大きい海運市況の軟調時でも黒字を維持できる収益構造にして企業価値を高めるには、不動産などの安定収益の比重を増やし業績の変動を抑えることが不可欠としている。今月末に最新の経営計画を発表する予定。

東京証券取引所がPBR1倍割れの企業に資本効率改善を求める中で、アクティビストの動きが活発化している。エリオットも日本での存在感を高めており、豊田自動織機へのTOB(公開買い付け)価格引き上げを実現させたほか、東京ガスや住友不動産などにも投資している。また、ロイターは先週、エリオットが標的とする関西電力が建設会社きんでんの一部株式売却を検討していると報じている。

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