• 2026/05/09 掲載

UberとOpenAIがモビリティAIで提携、プラットフォームにAIモデル統合

Uberの配車や収益管理プラットフォームにAIモデルを統合

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米配車大手UberはOpenAIと協業し、フロンティアモデルとRealtime APIを活用したAIアシスタントおよび音声配車機能の本格展開を開始した。世界70カ国以上で毎日4000万件の乗車を処理するプラットフォームに大規模言語モデルを統合し、AIアシスタントおよび音声配車機能の実装を図る。この実装は事業基盤そのもののAIネイティブ化を示すものである。
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(画像:ビジネス+IT)
 Uberが開発した「Uber Assistant」は、1000万人以上のドライバーおよび配達パートナーの業務ライフサイクル全体を支援するシステムである。複雑な市場データや需要のヒートマップ、収益動向を分析し、実行可能なポジショニング情報を自然言語で提示する。

 これにより、新規ドライバーがプラットフォームの特性を学習するランプアップ期間が劇的に短縮され、効率的な稼働が可能となる。技術的なアーキテクチャの特徴として、タスクの複雑さに応じて複数の専門化されたAIシステムを使い分けるマルチエージェント構成が採用されている。

 高速な分類が求められる処理には軽量モデルを、複雑な推論には大規模モデルを割り当てることで、コストとレイテンシ、回答精度の最適化を実現している。

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【図版付き記事はこちら】Uber×OpenAIがモビリティAIで協業(図版:ビジネス+IT)

 また、現実の経済活動に直結するAIの誤回答やポリシー違反を防ぐため、「AI Guard」と呼ばれる内部ガバナンスレイヤーがプロンプトとレスポンスを常時監視し、システムの安全性とプライバシーを担保している。

 さらに需要側である乗客向けには、OpenAIのRealtime APIを用いた音声配車予約機能が順次展開される。乗客は人数や荷物の数、経由地などの複合的な条件を自然言語の音声で一度に伝えることができ、アプリの視覚的インターフェースと同期して処理される。

 この音声インターフェースの実装により、画面の複数回タップという操作負担が削減され、視覚障害者や高齢者のアクセシビリティ向上にも寄与する。ドライバーにとっても運転中のハンズフリー操作が可能となり、安全性の向上が確保される。

 Uberは本協業を通じて、機能ごとの開発から全社的な知能の分散配置へと組織設計を移行させており、物理的な移動エコシステムをAIによって最適化する体制を構築している。

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