- 2026/03/18 掲載
豪BHP、新CEOに米州責任者クレイグ氏 7月就任
Melanie Burton
[メルボルン 18日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループは18日、上級幹部のブランドン・クレイグ氏(53)を最高経営責任者(CEO)に昇格させる人事を発表した。6年以上にわたり同社を率いてきたマイク・ヘンリー氏の後任となる。銅需要の急増を背景に、業界では世代交代が進んでいる。
クレイグ氏は現在、BHPの米州部門社長を務めており、それ以前には3年間にわたって西オーストラリア州の鉄鉱石事業を率いてきた。同社が採掘する鉱物の需要が急増する中、BHPの2大主力事業においてトップの経験を持つ。
オーストラリア国籍を取得したクレイグ氏は、南アフリカのナタール大学でビジネスリーダーシップの修士号と機械工学の学士号を取得している。
BHPの将来の可能性の多くは米国、チリ、アルゼンチンにあると指摘。記者会見で、BHPを多角的な鉱業会社として維持する方針であり、銅、鉄鉱石、カリ、石炭という4つの主要資産におけるオーガニック成長(内部資源を生かした成長)に注力すると述べた。ただ、合併や買収の可能性を否定してはおらず、「(M&Aの機会があるとしても、)われわれが持つ選択肢と競合し得るほど、極めて説得力のあるものでなければならない」と述べた。
また、「特に中国において、顧客との関係を強化し続けることは、本当に、本当に重要だと考えている」と語り、BHPの経営幹部が今後数週間以内に訪中する予定だと付け加えた。
シドニーに拠点を置くアルゴ・インベストメンツのアンディ・フォスター氏は「彼は鉄鉱石事業を統括してきたし、米州事業は今後数年間でおそらくBHPにとって最も重要な事業となるだろう」と述べ、「彼は非常に優秀だと思う」と語った。
クレイグ氏は7月1日付でCEOに就任する。
退任するヘンリー氏は在任中、石油事業からの撤退、英国での二重上場の廃止、カリや銅といったコモディティー(商品)へのシフトなど、BHPの事業ポートフォリオの大幅な再編を主導。BHPはヘンリー氏の指揮下で、エネルギー転換の鍵となる最もコスト効率の高い導電性金属である銅の生産で世界トップとなった。
人事が発表された後の18日午後の取引で、BHPの株価は0.9%上昇した。
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