- 2026/03/19 掲載
英11─1月賃金上昇率、5年超ぶり低水準 失業率は横ばい
William Schomberg David Milliken
[ロンドン 19日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が19日発表した2025年11月─26年1月の賃金上昇率(ボーナスを除く)は前年同期比3.8%で、25年第4・四半期の4.1%から減速し、20年11月までの3カ月間以来の低水準となった。
市場予想の4.0%も下回った。ボーナスを含む賃金総額の伸び率も同様の傾向を示し、3.9%に鈍化した。
KPMG・UKのチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は今回のデータについて、イングランド銀行(英中央銀行)の当面の見解を変えるものではないと指摘。「優先順位は変化しており、中銀はインフレ見通しに対する新たな上振れリスクに注目するだろう。金利はより長期にわたって高い水準で維持される可能性があり、今後数カ月間で労働市場がより顕著に鈍化するとの見通しが強まりそうだ」と述べた。
英中銀が注視するインフレ圧力指標である民間部門の賃金上昇率(ボーナスを除く)は、第4・四半期の3.4%から3.3%に鈍化し、20年後半以来の低水準となった。
また、現在見直しを進めている調査手法に基づいて算出された失業率は5.2%で横ばいだった。エコノミストらは5.3%へ上昇すると見込んでいた。
政府が特に懸念している16─24歳の若年失業率は、11年ぶり高水準だった第4・四半期の16.1%から、16.0%へとわずかに低下した。
2月の給与所得者数は速報値で前月比2万人増加。1月改定値は6000人増と、速報の1万1000人減からプラスに転じた。
これにより、給与所得者数は3カ月連続で増加。24年5月以来初めてとなる。
ドイツ銀行の英国担当チーフエコノミスト、サンジェイ・ラジャ氏は「きょうの労働市場データは一定の前向きな材料となるだろう。1年近く続いた失望の末、安定化の兆しが見え始めている」と語った。
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