• 2026/03/20 掲載

今年の財貿易伸び1.9%に鈍化、WTO予想 イラン情勢でさらに下振れ

ロイター

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Olivia Le Poidevin

[ジュネーブ 19日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)は19日発表した報告書で、世界のモノ(財)の貿易の伸び率が今年は1.9%と2025年の4.6%から大幅に減速すると予想した。中東紛争によってエネルギー価格の上昇が続いたり、世界の輸送網が混乱すれば、さらに減速し1.4%になる可能性があると指摘した。

昨年は、人工知能(AI)関連貿易の急増や、米国の関税措置を回避するための前倒し輸入により予想を上回る伸びとなった。

オコンジョイウェアラWTO事務局長は、AI関連製品の貿易に支えられ、世界貿易は依然として堅調であるものの、米国とイスラエルのイラン攻撃に端を発した紛争拡大が見通しを圧迫していると述べた。

報告書は、エネルギー高騰が財貿易の伸びを0.5ポイント押し下げ、燃料を輸入に依存するアジアや欧州の国が最大の打撃を受けると指摘した。イランによるホルムズ海峡封鎖が長期化すれば、尿素肥料の輸入の3分の1が遮断され、インド、タイ、ブラジルなどの主要生産国に打撃を与え、食料安全保障のリスクを高める恐れがあるとした。

サービス貿易は4.8%の伸びを予想。(昨年は5.3%増)ただ海運や航空便の混乱が0.7ポイント押し下げ4.1%に下振れする可能性があるという

今年の財・サービス貿易は2.7%、世界のGDPは2.8%の伸びを予想。昨年は財・サービス貿易が4.7%増、世界GDPは2.9%増だった。

今年の財輸入は、アジアが3.3%増と最も伸び、次いでアフリカの3.2%増。北米は0.3%増と横ばいとなる見通し。輸出はアジアが3.5%増、アフリカは1.2%増と予想した。

昨年は半導体などのAI関連製品への需要急増が、米国の高関税措置の影響を相殺し、世界の財貿易は予測のほぼ2倍のペースで伸びた。AI関連の貿易は21.9%増の4兆1800億ドル。全体の6分の1に過ぎないにもかかわらず、伸び率の42%を占めた。ただAI分野への旺盛な投資が今後も続くかは疑問と報告書は指摘した。

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