- 2026/03/20 掲載
英長期金利2008年以来の高水準、利上げ織り込み エネ高騰への脆弱性意識
[マンチェスター 20日 ロイター] - 英国債10年物利回りが20日、世界金融危機以来の高水準に上昇。イラン情勢の緊迫で、エネルギー価格上昇に対する英国の脆弱性が意識された。
LSEGのデータによると、英10年債利回りは1010GMT(日本時間午後7時10分)時点で8ベーシスポイント(bp)上昇し4.942%と、2008年7月以来の高水準。
短期債の動きはさらに大きい。イングランド銀行(英中央銀行)の利上げ観測の高まりを受けて前日も記録的な価格下落を記録していた。
個人向け取引・投資プラットフォームのイートロ(eToro)のグローバルマーケットアナリスト、ラレ・アコナー氏は「短期ゾーンの動きが最も激しく、政策を巡る不透明感を反映している。長期債の利回りも上昇しており、投資家がインフレリスクと財政リスクに対するより大きなプレミアムを求めている」と述べた。「英国はエネルギー価格への感応度が高く、財政も既に逼迫しているため、借り入れコスト上昇圧力が特に大きい」と指摘した。
英国立統計局(ONS)が20日発表した2月の財政収支は143億ポンドの赤字。赤字額は前年比18%増加し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値(85億ポンド)を大幅に上回った。
投資家はわずか2週間前には英中銀の利下げを織り込んでいた。20日時点では2026年に78bp利上げすると予想。0.25%の利上げを3回織り込んでいる。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR