• 2026/03/21 掲載

FRBウォラー理事、利下げ主張撤回 原油高でインフレ長期化警戒

ロイター

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[ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、17─18日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)では、イラン戦争による原油価格の高騰などを背景に金利据え置きに転じたと語った。当初は2月の雇用者数が予想に反して減少したことを受けて利下げを主張するつもりだったという。

ウォラー氏はCNBCの番組「スクワーク・ボックス」で、6日発表の2月の雇用統計で非農業部門雇用者数が9万2000人減少と予想外のマイナスとなったことを受け、「金利据え置きに反対する」つもりだったと言及。ただ、米・イスラエルによるイラン攻撃やホルムズ海峡の実質的な閉鎖を受けた原油価格の高騰とインフレ長期化のリスクを背景に、イラン戦争の影響を見極めるまで慎重なアプローチが必要だと確信したと述べた。「この(イラン)紛争は長期化する可能性が高まっており、原油価格もより長く高止まりするだろう。インフレはより大きな懸念材料となる」とし、エネルギー価格上昇の度合いと期間によっては、その懸念は今後も続く可能性があるとの見方を示した。

また、原油価格が今後数カ月にわたり高止まりすれば、いずれコアインフレ率に影響を及ぼす可能性があると指摘。FRBは大規模かつ長期にわたる原油価格ショックを「看過する」ことはできず、現時点で慎重な姿勢を取る必要があるとした上で、今年後半に予想される利下げ開始まで、状況の展開を見守りたいとの考えを示した。

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