- 2026/03/23 掲載
河野メルカリ執行役:アントラーズは事業戦略の重要ピース=将来は海外展開に活用
メルカリの河野秀治執行役は23日までにインタビューに応じ、2019年に日本製鉄から経営権を引き継いだサッカーJ1の鹿島アントラーズについて、「メルカリの事業戦略や成長戦略とアントラーズの存在は完全にリンクしており、事業戦略の重要なピースだ」と語り、今後もスポーツ事業を強化していく考えを示した。将来的には、アントラーズの知名度を海外展開に活用していく方針だ。
フリーマーケット大手の同社は、組織の目標を達成するためにさまざまな数字をモニタリングしながら施策を打つ「KPI(重要業績評価指標)経営」を実施している。一方で、「中長期的に成長していくためには、数字に表れないようなお客さまとのつながりの強化が必要になってくる」と指摘。フリマの流通総額は年間1兆円を超え、月間アクティブユーザー数が2400万人弱となり、「まだまだ伸びしろはあるが、市場としては成熟期のフェーズに入ってくるだろう」とみている。
同社のアプリは「スマートフォンの中だけのサービスという存在なので、身近に感じられなくなって、お客さまが離れてしまうことが経営における最大のリスクだ」と認識。「感情的で熱狂的なイベントであるアントラーズの試合は毎週あるので、お客さまとの関係性を身近にできる力を持っている」とし、本業にも大きく貢献していると語る。
優勝した昨シーズンのホームスタジアムへの来場者数は52万人で、SNSのフォロワーは100万人以上と、集客関連の指標は国内ではトップクラス。ただ、「海外の有名クラブチームは億単位のフォロワーがおり、ポルトガル代表FWのクリスティアノ・ロナルドは1選手だけで7億人近くいる」と紹介。「こうした世界的なクラブになっていくことがメルカリのサービス強化につながる」と考えている。
今後はアントラーズを常勝チームに育てていきながらファン層拡大につなげ、「国際的なファンベースも広げていき、将来的にはメルカリの(アジアを中心にした)海外展開につなげていきたい」と希望する。
【時事通信社】
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR