- 2020/12/11 掲載
忘年会、企業の94%が開催せず=山梨が自粛率最高、最低は秋田―商工リサーチ
東京商工リサーチが11日発表した年末年始の忘年会や新年会に関する企業調査によると、開催しないとの回答が全体の94.2%に上った。11月前半の前回調査に比べて6.3ポイント増えた。新型コロナウイルス感染急拡大に歯止めがかからず、企業の間で宴会自粛の動きが拡大。飲食業界には深刻な打撃となりそうだ。
都道府県別にみると、開催しないと答えた企業の割合が最も高かったのは山梨県(98.6%)で、最低は秋田県(83.0%)。政府の観光需要喚起策「Go
To
トラベル」の対象から一部地域が除外されたり、利用自粛を求められたりしている北海道(96.9%)、大阪府(96.0%)、東京都(94.5%)はいずれも全国平均を上回った。
商工リサーチの担当者は「年末年始の書き入れ時に企業の宴会需要がほぼ消失した。小グループでも自粛が広がれば、飲食業界の受ける打撃はより深刻だ」と指摘した。
調査は12月1~9日にインターネットで実施し、9970社が回答した。
【時事通信社】
PR
PR
PR