- 2020/12/14 掲載
EQT、スウェーデンの製薬リシファームの買収提案 28億ドル
リシファームはこのほど、バイオ医薬大手の米モデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンを生産する基本契約を締結している。
提示額はリシファーム1株当たり現金220クローナ。先週末終値に22.9%のプレミアムを上乗せした。
EQTのパートナー、Erika Henriksson氏は「リシファームは過去数年、多くの買収を通じて急成長を遂げており、世界の医薬品開発製造受託(CDMO)市場で確固たる地位を築いている」と表明。
「リシファームが開発を継続するには多額の長期投資が必要であり、リシファームを支援したい」と述べた。
EQTはすでにリシファーム株の約25.7%を確保。リシファームの創業者からの支持も取り付けており、議決権の74.3%を確保している。
リシファームのBacksell会長とEldered最高経営責任者(CEO)は「パートナーを慎重に選び、EQTにコミットしている」との共同声明を表明。対抗買収案は受け入れない方針を示した。
リシファームの外部取締役会は「買収案を精査し、近く株主に見解を示す」と発表した。
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