- 2020/12/15 掲載
ECB、必要なら一段の刺激策の用意=パネッタ専務理事
ECBは10日の理事会で、新型コロナウイルス感染第2波に対応するため、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の拡充などの追加刺激策を決定。ただラガルド総裁が、全ての措置が利用されるわけではないと述べたことで、ECBのコミットメントに対する疑念が出ていた。
パネッタ専務理事は講演で「回復支援に対するECBのコミットメントを保証する。為替要因を含む見通しに対する下方リスクが現実化すれば、全ての措置を調整する用意がある」とし、ECBはインフレ目標が達成されていない状態を容認しないと述べた。
その上で、欧州連合(EU)の7500億ユーロの復興基金について、2026年までに成長率を1.5%に引き上げられる可能性があるため、各国政府に対し賢明に利用するよう呼び掛けた。
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