- 2020/12/15 掲載
中国鉱工業生産、11月は前年比+7.0% 8カ月連続で増加
10月の鉱工業生産は6.9%増だった。
11月の小売売上高は前年比5.0%増加。市場予想の5.2%増をわずかに下回った。10月は4.3%増加していた。
1─11月の固定資産投資は前年比2.6%増加し、市場予想と一致。1─10月の1.8%増から伸びが加速した。
中国経済は、好調な輸出などを背景に新型コロナ危機から目覚ましい回復を遂げている。
11月は電子商取引大手が恒例のセールを実施したことも消費拡大の一因となり、小規模工場の受注も一段と増えた。
11月は自動車販売が11.8%増、家電販売が5.1%増、通信機器販売は43.6%増だった。
総投資の6割を占める民間固定資産投資は1─11月に0.2%増加。1ー10月は0.7%減だった。
中国経済は第4・四半期に入り、回復ペースが加速しているとみられる。需要増加、与信拡大、景気刺激策が背景だ。
ただ、中国はコロナ禍からの景気回復ぶりが突出しているが、世界的な輸送用コンテナの不足がその勢いを鈍らせようとしている。コンテナ運賃は過去最高に跳ね上がり、製品を輸出するメーカーは、せっかくの需要急増に思うように応じられない状態だ。
*内容を追加しました
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