- 2021/02/26 掲載
東電、実施原発明示せず=プルサーマル発電で
大手電力各社で組織する電気事業連合会(電事連)は26日、使用済み核燃料から再処理して取り出したプルトニウムを原発で再利用するプルサーマル発電の利用計画を公表した。2011年3月の東日本大震災と東電福島第1原発事故後では初めて。震災前に3~4基で実施するとしていた東京電力ホールディングスは、具体的な原発の明示を見送った。
東電HDはプルサーマルの実施原発について「立地地域の皆さまの信頼回復に努めること、および確実なプルトニウム消費を基本に、いずれかの原子炉で実施」と記載するにとどめた。難航する柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働への影響を考慮したとみられる。
【時事通信社】
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