- 2021/03/12 掲載
関西は「過剰感なし」=地銀再編に距離―池田泉州HD社長
大阪を地盤とする池田泉州ホールディングス(HD)の鵜川淳社長は11日までにインタビューに応じ、政府の地銀再編方針について「関西には過剰感はない」と述べ、現時点で他行との新たな再編・統合に取り組む必要はないとの考えを示した。
同社は、旧池田銀行と旧泉州銀行の統合計画に沿い2009年に誕生した。
鵜川社長は「経済規模からすると、東北や四国に比べ関西の地銀は相対的に数が少ない」と説明。一方で「必要ならそれぞれが判断し再編があってもいい」と述べ、地域によっては合従連衡が進む可能性があるとの見方も示した。
政府の国際金融都市構想をめぐり、関西への誘致に自治体やインターネット金融大手のSBIホールディングスが意欲を示していることに関しては、「歩調は合わせたい」と表明。その上で「手を挙げる前に大阪の国際都市としての地位を確立する必要がある」と指摘した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える池田泉州ホールディングスの鵜川淳社長=8日、大阪市北区
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