- 2021/03/12 掲載
マイクロソフトメールの弱点、ランサムウエア攻撃の標的に=担当者
マイクロソフトは今月2日、企業向け電子メールソフト「エクスチェンジサーバー」でこれまで判明していなかった脆弱性を突いたサイバー攻撃が仕掛けられたと発表。それ以降、専門家は企業や組織を狙ったランサムウエアによるサイバー攻撃が始まる可能性を指摘してきた。
マイクロソフトは既に脆弱性を修正するアップデートを公開したが、企業や組織側の対応が進んでおらず、不正侵入される恐れがなおある。ドイツだけで、最大6万件のネットワークが脆弱なままだとの報告がなされている。
修正プログラム(パッチ)は無料だが、専門家はエクスチェンジの設計が複雑なこともあって、顧客側のアップデートが進んでいないと指摘する。
サイバーセキュリティー会社ESETは10日、少なくとも10のハッカー集団が同電子メールシステムの脆弱性を突いて攻撃を仕掛けていると分析。さまざまな攻撃手段がある中、ランサムウエアは最も恐れられている手段の1つだ。
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