- 2021/12/07 掲載
繊細に物をつかむロボット技術=介護現場で実証実験へ―ソニーG
ソニーグループ(G)は7日、人間の手と同じように繊細に物をつかむことができる技術を報道陣に公開した。来年度に介護現場で実際に薬などを運ぶ実証実験を開始する。人と協調するロボットの活用により、人手不足の解消を目指す。
新技術では、ロボットの指先の圧力分布センサーで滑り具合を予測して力加減を制御。距離センサーを使って指の位置を調整する。割れやすい卵の殻のほか、ケーキ、バラの花など軟らかいものをつぶしたり滑り落としたりすることなく、つかむデモを披露した。
担当者はオンラインイベントで「食品を扱う商品陳列や料理など、今までロボットではできなかった仕事を手伝うことができる」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕卵の殻をつかむことができるソニーグループのロボット=7日午後、東京都港区
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