- 2022/08/22 掲載
不動産投資の新商品検討=個人の資産運用支援―りそな銀社長
りそな銀行の岩永省一社長は22日までにインタビューに応じ、不動産を運用対象とする新たな金融商品の取り扱いを検討していると明らかにした。中小企業の未公開株に投資する商品も視野に入れる。地域企業に成長資金を供給するとともに、預金よりも高い利回りで個人顧客の資産運用も後押しする。
岩永氏は「未公開の中小企業株式への投資を含め、商品を多様化したい」と語った。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う消費の手控えや将来不安への備えなどから個人の預金額は積み上がっている。一方、預金金利は長らく極めて低い水準で推移。岩永氏は「(顧客が)金融の利益を享受できていない」と指摘し、新たな金融商品の必要性を訴えた。
不動産投資では同行が強みを持つ信託の枠組みを活用。今後具体的な商品設計を進める。未公開株では顧客基盤を持つ関西の中小企業への投資の可能性を模索する。岩永氏は「できるものがあれば今年度中に出したい」との考えを示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じるりそな銀行の岩永省一社長=16日午後、東京都江東区
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