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- 2026/03/30 掲載
これが自販機で「稼ぐ」最後の手段…? 300億赤字のダイドーが狙う“逆転戦略”の全貌
【連載】流通戦国時代を読み解く
nakaja lab 代表取締役。みずほ銀行の中小企業融資担当を経て、同行産業調査部にてアナリストとして産業動向分析に長年従事。分野は食品、流通業界。執筆、講演活動中で、TV等マスコミで情報発信中、連載記事は月6本以上。主な著作物に「図解即戦力 小売業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)、「小売ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)などがある。
自販機を衰退させた“3つの事件”
飲料の自動販売機は、1960年代に駅や工場などでビン飲料を販売する形で普及し、1970年代に缶飲料が登場すると需要は一気に拡大。屋外設置の広がりとともに、設置台数も急増した。
その結果、「飲料は自販機で買う」が当たり前の時代が生まれた。1990年代には安売りの食品スーパーが台頭し、家庭需要は移ったものの、外出時は自販機という棲み分けが続いていた。
しかし2000年代、ペットボトルの普及が転機となる。持ち運びやすく計画的に購入できるため、スーパーやコンビニでまとめ買いする方が合理的になり、自販機の利用は徐々に減少した。
さらにコロナ後の物価上昇と実質賃金の低下が追い打ちをかける。食費の見直しが進む中、スーパーなら80円、コンビニでも150円で買える飲料を、220円前後の自販機で買うことへの抵抗感が広がっている。
自販機需要は消滅したわけではないが、飲みたいときに買いに行く時間がない人(たとえば、日中オフィスや工場で就労中の飲料を事前に買い忘れた人…など)の緊急需要に戻りつつある、ということなのであろう(上図)。
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