• 2022/08/24 掲載

米総合PMI、8月は45に低下 1年半ぶり低水準

ロイター

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[23日 ロイター] - 米S&Pグローバルが23日に発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は45と7月改定値の47.7から低下し、2021年2月以来1年半ぶりの低水準となった。インフレや金融情勢の引き締まりを背景に需要が軟化し、サービス部門が特に低調だった。

サービス業PMIは44.1と先月の47.3から低下。製造業PMIは51.3と7月の52.2から小幅に低下したものの、景気拡大・縮小の節目となる50をなお上回った。

もっとも、ともに2020年半ば以来の低水準で、ロイターがまとめたエコノミスト予想(サービス業で49.2、製造業で52)を下回った。

材料不足、納期の遅れ、金利上昇、力強いインフレ圧力など全てが顧客の需要を減退させたという。

全体の新規受注指数は48.8と7月の50.8から低下し、20年5月以来の低水準となった。新型コロナウイルス感染第1波を受けてロックダウン(都市封鎖)が実施された20年春の3カ月間の落ち込みを除けば、09年10月の調査開始以来最低となる。

一方、投入価格と生産価格の指数はともに低下し、21年2月以来の低水準。インフレ圧力が緩和されつつあることが示された。

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