- 2022/08/24 掲載
ババリアン・ノルディック、サル痘ワクチンの生産能力拡大へ
ババリアンは、サル痘に対して承認されたワクチンを製造する唯一の企業。このワクチンは供給が不足し、一部の国では既存の供給量を最大限に活用するために一回分の投与量を減らすなどしている。
ババリアンのポール・チャップリン最高経営責任者(CEO)は声明で、「サル痘ワクチンの世界的な初期需要に応えるため、あらゆる努力をしており、さらなる規模拡大や事業提携を通じた生産能力拡大に向けて真摯に取り組んでいる」と述べた。
同社は、改修のため閉鎖していたデンマーク工場を再稼働させ、生産能力を拡大したと説明した。
同社は5月にサル痘の流行が始まって以来、今年の業績見通しを6回上方修正した。
サル痘ワクチンの第2・四半期売上高は1億1700万デンマーククローネ(1565万ドル)に達した。
総売上高は、証券会社シドバンクが予想した3億4900万クローネを大きく上回る5億3700万クローネとなり、中核利益も予想を上回った。
通期の売上高は27億─29億クローネ、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)はマイナス1億─3億クローネを引き続き見込んでいる。
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