- 2022/08/25 掲載
中国規制当局、複数の銀行に人民元売りを警告=関係筋
人民元は対ドルで下落している。市場関係者は、当局による銀行への電話は、当局が元安のスピードを快く思っていないことを示唆していると指摘。ロイターの報道を受け、人民元はオフショア取引で1ドル=6.8605元に急上昇した。
国内市場の人民元はこの日、2年ぶりの安値となる6.8704元を付けた。8月に入り約1.8%下落している。米金利上昇に伴うドル高に加え、中国経済の鈍化を反映している。
関係者の1人は「過度なドル買いは当局からの電話で終止符が打たれた」と述べた。
中国国家外為管理局(SAFE)はロイターのコメント要請に対し、8月に正当な理由なく大量の外貨を取得した金融機関は見られないと指摘。人民元は最近の急激なドル高後も、ドル以外の外貨に対し弾力性を維持しており、中国の堅調な貿易黒字と外資活用が引き続きクロスボーダー取引の流れを安定させる基本的な役割を担っているとした。
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