- 2022/08/26 掲載
午前の日経平均は続伸、米株高が支援し一時300円高
日経平均は高く寄り付いた後も上値を伸ばして一時、前営業日比313円92銭高の2万8792円93銭に上昇した。前日の米国市場で長期金利が低下し、ハイテク株比率の高いナスダック総合が高かったことが好感され、半導体関連株などを中心に買いが先行した。
一方、パウエル議長の講演を前に「ポジションを傾けにくい」(国内証券)との声も聞かれた。高値では利益確定売りが上値を抑え、買い一巡後は高値圏でのもみ合いとなった。
もっとも、イベントを過度に警戒する様子はなく、下値の堅さも意識されている。FRB高官らのタカ派発言をこれまでに織り込んできたとして、一段のタカ派発言は想定しにくいとの見方は多い。
市場では、需給が好転し、アップサイドに勢いが出ているとして、イベントを無難に通過すれば、週明け以降「2万9000円を超えて足元の高値を目指すこともあり得る」(三菱UFJ国際投信の石金淳チーフファンドマネジャー)との見方も聞かれた。
TOPIXは0.53%高の1987.17ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆1017億2400万円だった。東証33業種では、値上がりは繊維業や機械、卸売業など27業種で、値下がりは石油・石炭製品やサービス業、倉庫・運輸関連業など5業種だった。
個別では、東京エレクトロンが大幅高。指数寄与度の高いファーストリテイリングやソフトバンクグループは堅調だった。一方、リクルートHLDGやアサヒグループHLDGは軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1135銘柄(61%)、値下がりは588銘柄(32%)、変わらずは114銘柄(6%)だった
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