- 2022/09/20 掲載
クレディ・スイス、アルケゴス破綻などを巡る集団訴訟で和解
予備和解案が米ニューヨーク州マンハッタンの連邦地方裁判所に提出され、判事の承認が必要となる。
クレディ・スイスはリスク限度額やリスク監視、信用エクスポージャーの管理に対する「主要なコミットメント」を公言したにもかかわらず、ヘッジファンドなどの「優良」顧客にリスクの高い数十億ドルを取引させ、「ロシアンルーレットのような巨額のマネーゲーム」をしていると非難された。
訴訟の関連書類によると、クレディ・スイスの「野放し」のアプローチはアルケゴスと英金融会社グリーンシル・キャピタルの破綻を含め少なくとも55億ドルの損失をもたらし、米国預託証券(ADR)の下落により株主に損失を与えたとされる。
クレディ・スイスは和解の合意に際して不正行為を否定したものの、訴訟の決着を歓迎しているとの声明を出した。
アルケゴスの破綻はクレディ・スイスに約100億ドルの損失をもたらし、1000億ドルを超える時価総額が消失した。
原告代表は米カリフォルニア州北部板金労働者年金基金で、16日の和解は2020年10月29日から21年3月31日までのADR投資家を対象としている。
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