- 2022/09/20 掲載
独VWの株価小動き、ポルシェIPOに対する市場の反応まちまち
フォルクスワーゲンは18日、ポルシェのIPOに際し、優先株の価格を1株=76.50─82.50ユーロに設定する方針を明らかにした。評価額は700億─750億ユーロになる見通し。
これは、競合であるBMWの490億ユーロ、メルセデスベンツの610億ユーロをはるかに上回る評価額だ。
一部のアナリストはポルシェの上場によりVWの株価が解き放たられる可能性があると指摘。VWの株主上位20社に入るデカ・インベストメントのサステナビリティ・コーポレートガバナンス部門責任者、インゴ・シュパイヒ氏は、2つの企業のガバナンスに関する不確実性が市場の熱意の欠如につながっている可能性があるとしつつも、「2社に分かれることで経営の質や戦略的方向性が改善されれば、それが評価に反映される」と述べた。
データ分析会社クアントコの自動車部門専門家、アーント・エリングホースト氏は「投資家が列をなしている。ポルシェのIPOがうまくいけば、アウディなどVWの他の部門の上場も想像できる」とした。
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