• 2022/09/21 掲載

アジア途上国成長予想を下方修正、利上げなど重しに=アジア開銀

ロイター

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[マニラ 21日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)は21日、2022年と23年のアジア開発途上国の経済成長率見通しを下方修正した。中央銀行の金融引き締めやウクライナ戦争の影響、中国でのロックダウン(都市封鎖)などリスクが高まっていることが背景。

22年は4.3%とし、7月時点の4.6%から下方修正。4月時点は5.2%だった。

23年は4.9%と予想。7月時点では5.2%、4月時点では5.3%だった。

ADBのチーフエコノミスト、アルバート・パーク氏は「4月の報告書公表以降、さまざまな逆風が強まっている」と指摘。

「米連邦準備理事会(FRB)をはじめとする中央銀行の引き締めスタンスがさらに強まり、世界的な需要減退や金融市場の混乱につながっている」とし、世界経済の大幅な減速は地域の輸出需要を大きく損なうと警告した。

中国の成長率は22年に3.3%になると予想。7月時点では4.0%、4月時点では5.0%を見込んでいた。23年は4.5%の見通し。7月の4.8%から下方修正した。

域内の見通しにはばらつきがあり、東南アジアと中央アジアは22年の成長率がそれぞれ5.1%、3.9%に上方修正された。

南アジアの成長率見通しは、インドの予想引き下げやスリランカの経済危機にもかかわらず6.5%に据え置いた。

インフレ見通しは供給制約による食品・燃料価格上昇が続いていることから上方修正。今年のアジア途上国のインフレ率は平均で4.5%に達するとした。7月には4.2%、4月には3.7%としていた。

23年は4.0%と予想。7月の予想は3.5%、4月は3.1%だった。

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