- 2022/09/28 掲載
「物価影響に十分注意」=急速な円安で―7月日銀会合議事要旨
日銀は28日、7月20、21両日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。円安が急速に進行する中、為替市場の急激な変動が物価に及ぼす影響に十分注意する必要があるとの認識を共有した。
会合では、原材料高を受けた価格転嫁が想定以上に加速し、物価が上振れるリスクを共有。複数の政策委員は「企業による値上げの動きに広がりがみられる」と指摘した。一方、賃上げの動きが強まらずに物価が下振れる可能性にも言及があり、ある委員は「日銀が目指すのは賃金と物価の好循環で、現段階では目的の実現になお距離がある」との考えを示した。
【時事通信社】
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