- 2022/09/28 掲載
原油先物まちまち、米メキシコ湾の生産停滞とドル高が綱引き
北海ブレント先物は0022GMT(日本時間午前9時22分)時点で0.04ドル安の1バレル=86.23ドル。米WTI先物は0.22ドル高の78.03ドル。
ハリケーン「イアン」は27日にメキシコ湾に到達し、5段階のうち上から2番目の「カテゴリー4」に発達すると予想されている。同湾の生産プラットフォームの一部はハリケーンの到来を前に操業を停止し、作業員が退避したが既に復帰しつつある。
安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾の石油生産量の11%に当たる日量約19万バレル分の操業が停止。天然ガスは約9%に当たる日量1億8400万立方フィート分がストップした。
米メキシコ湾の石油・ガス生産がハリケーンの影響を受けたのは今年初めて。
一方、米ドルは約20年ぶりの高値水準を維持。原油はドルの値動きと逆相関になりやすい。
米国石油協会(API)の統計を引用した市場関係者によると、9月23日までの週で米国の原油在庫は約420万バレル増加した。ガソリン在庫は約100万バレル減となった。
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