• 2022/09/28 掲載

午後3時のドルは小幅安144円後半、リスク回避と米金利上昇で売り買い交錯

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(144.76/79円)から小幅安の144.61/63円付近で推移している。リスク回避の流れからクロス円を中心とした円買いと米金利上昇に伴うドル買いが交錯した。

ドルは仲値にかけては144円後半でもみあいで推移。きょうはスポ末と呼ばれ、この日に契約された売買の受け渡しが月末となる。「取引のボリュームは大きいものの、売り買いがどちらかに偏っている状態ではなかった」(国内銀行)という。

その後時間外取引の米株価や日経平均株価が大幅に下落したことから、リスク回避ムードが広がった。クロス円を中心に円高圧力が強まり、ドルも一時144.39円付近まで下落した。

しかし、時間外取引の米長期金利が一時4%と12年ぶりの高水準まで上昇。「リスク回避の円買いと米金利の上昇に伴うドル買いの両方が入った」(あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏)ことから、ドルはじり高となった。

また、対ユーロやポンドでのドル上昇がドル/円にも波及し、再び144円後半まで水準を戻した。

クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏は「期末要因やリスク資産の下落に伴う換金売りも出やすく、ドル買い需要がある」と指摘。ただ、政府・日銀による円買い介入への警戒感から、ドルの上値追いには慎重だという。

ユーロ/ドルは軟調。ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」で発見されたガス漏れを受けて、エネルギー供給不安から売り圧力が強まった。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 144.61/63 0.9553/57  138.18/22

午前9時現在 144.70/72 0.9594/98  138.84/88

NY午後5時 144.76/79 0.9592/96  138.90/94

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます