組織の在り方などの変化やコロナ禍の影響でハイブリッドワークが普及する現在。ハイブリッドワークを推進する上で、クリエイティビティの質を担保することに課題を感じている企業も多いだろう。ハイブリッドワークで創造性を高めるための働き方・組織の在り方とは、どのようなものか。そして新時代の働き方をサポートするオフィス形態として注目される「ABW」とは何か。東京大学大学院准教授の稲水伸行氏が解説する。
働き方とオフィスの在り方は新時代に
ここ10年で、組織の在り方や働き方は劇的に変化した。「固定のメンバーがオフィスに集まりフルタイムで働く」という働き方が当然視されていた日本でも、人材の流動化が進み、プロジェクト型組織の登場や副業の増加など大きな変化が起こっている。さらにコロナ禍によりテレワークが普及。テレワークと従来のオフィス出社を組み合わせたハイブリッドワークが新たな潮流として普及し始めているのは周知の事実だろう。そうした「働き方」の変化に伴い、「オフィスにも大きな変化が起こっている」と指摘するのは、東京大学大学院経済学研究科准教授で、働き方と創造性・生産性などの組織力との関係性について研究している稲水伸行氏だ。
稲水氏は、今後ますます普及するであろうハイブリッドワークに対応できるオフィスとして「ABW」と呼ばれるオフィス形態を挙げる。
ABWとは一体どのようなオフィス形態なのか。そして、そもそもオフィスの在り方はどのように創造性や生産性に影響を与えるのか。さまざまな研究をもとに、次章以降で解説していく。
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