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  • 2023/02/20 掲載
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SDGsバッジの装着率は世界一、統合報告書の発行部数も世界一、経営者は毎日のようにESGやSDGsを語る──。昨今、ESG経営に取り組む日本企業が増え、一種のブームと化している。ところが、ESGに取り組んでも「成果が出ない」「評価されない」といった声も多数聞こえる。こうした中「ESGに取り組めば日経平均は4万円を超えるはず」と主張するのが、早稲田大学大学院 客員教授の柳 良平氏である。エーザイの元CFOで、現在は同社のシニアアドバイザーでもある柳氏に、ESG経営の課題と、その解決策である「柳モデル」について聞いた。

日本は実は「ESGの国」だった?

 ESGへの関心が世界で高まる中、日本でも大手企業を中心に、環境対策や社会的規範、コーポレートガバナンス(企業統治)を重視した「ESG経営」が浸透し始めている。柳氏はESG経営について、次のように説明する。

「企業の社会貢献や見えない価値を見える化し、経営指標や長期的な企業価値に織り込んでいくプロセスを、ESG経営の1つの在り方と捉えています」(柳氏)

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 同氏が開発した「柳モデル」は、まさに「見えない価値を見える化し、企業価値に織り込んでいく」方法論だ。これによって企業価値が高まっていけば、日経平均4万円も夢ではないという。それは後ほど紹介するとして、興味深いのは、柳氏が「日本はESGの国」と述べることだ。

「日本固有の宗教は神道です。もともと日本人は自然を崇拝し、環境を大切にするDNAを持っています。さらに仲間・人を大切にする国民性であり、労働者は真面目で勤勉、経営者も高い倫理観・道徳観を持っています。しかも社会は安全です」(柳氏)

 したがって柳氏は、「日本はESGの国であり、非常に大きいESGの潜在価値を有している」と述べる。しかし一方で、日本企業にとっての「不都合な真実」が存在するという。

この記事の続き >>
・「不都合な真実」とその要因、でも日本企業は「YDKだ!」
・日本企業が欠落している「パーバスとマテリアリティの説明」が超重要
・見ない価値を定量化する「柳モデル」とは?
・ESG経営で“やってはいけない”落とし穴

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