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企業の社会的な価値や存在意義にフォーカスした経営手法である「パーパス経営」。パーパス策定ブームから4、5年が経過し、多くの企業がパーパスを掲げる一方で、その実践に課題を抱えている現状も浮き彫りになっている。パーパスを「絵に描いた餅」で終わらせず、ビジネスの推進や変革に結びつけるにはどうすればよいのか。京都先端科学大学で教授を務める名和高司氏が解説する。
パーパス策定ブームの先にある「実践の壁」
名和氏によると、その代わりに提唱されているキーワードがよりパーパスが重視される「志本主義(パーパシズム)」だという。
この変化は、経営の立場の視点で考えると分かりやすい。企業経営では、大きく「顧客市場」「人財市場」「金融市場」の3つの市場に向き合っている。そして、この3つの市場それぞれが「◯◯シフト」という変革を起こしているのだ。
たとえば顧客市場であれば、「ライフシフト」として100歳人生を前提とした価値観の変化が起きており、また、エシカルな感覚・価値観が根付いてきている。人材市場では「ワークシフト」により、優秀な人材がフリーランサーとして複数のプロジェクトに関わる働き方が増加している。そして金融市場では「マネーシフト」により、インパクト投資やインパクト融資といった企業の社会価値を重視した投資が活発化している。
「この3つの市場の動きを考えると、もはやサステナビリティに対する企業の取り組みは不可避と言えます。しかし、サステナビリティだけ行ったとしても、お客さまや人材、資金の優先順位は回ってきません」(名和氏)
だからこそ、企業が選ばれる存在となるためには、市場変化に対応して自社らしさを打ち立てるパーパス経営の実践が不可欠となっている。では、効果的なパーパス経営はどのように実践していけばよいのだろうか。名和氏が詳しく解説する。
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・パーパス経営で利益を出すために押さえたい「十字架」
・パーパス経営を支えるデジタル活用「3つのステップ」
・ヤマハ発動機に見るパーパス経営事例
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