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量子コンピューターの実用化競争が激化する中、運用の属人化やシステム化の遅れが課題となっている。「現在は、まだまだ実験装置レベルです。量子コンピューター自体の成長とともに、運用技術のシステム化が必要不可欠です」と語るのは大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 特任研究員の森 俊夫氏だ。同氏は量子コンピューター研究の最前線を走る重要な人物だ。そこで今回、森氏に量子コンピューター研究の取り組みについて語ってもらいつつ、実用化に向けた現在地について解説する。
量子ビットの爆増がもたらす「運用の複雑化」
具体的なマイルストーンも出されており、2030年ごろにFTQCプロトタイプ、そして2050年、本格的にFTQCを実現させる計画だ。一方、各段階で量子ビット数は指数関数的に増加。現在の64量子ビットから、将来的には数千万量子ビットの管理が必要になる。それに伴って運用の複雑さも増大しており、従来の属人的な運用手法は限界を迎え始めているのだ。
こうした課題に対応するには、キャリブレーションと呼ばれる調整作業の完全自動化、エラー訂正の実装、そしてそれらを連携し管理するシステムの構築が不可欠となる。そこで研究開発の取り組みを進めているのが、大阪大学らの研究コミュニティだ。
ここからは、大阪大学らの取り組みを紹介するとともに、量子コンピューター研究の現在地について解説する。
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・運用の最適化へ、大阪大学ら開発「OQTOPUS」とは
・スパコン「富岳」との連携実験なども
・日本が「世界をリード」する日は来るか?
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