記事 AI・生成AI 必要なのは「15秒」だけ?OpenAIの音声AI「もはや怖い」スゴすぎる実力とは 必要なのは「15秒」だけ?OpenAIの音声AI「もはや怖い」スゴすぎる実力とは 2024/06/18 OpenAIが今年3月に発表した、音声生成AIモデル「Voice Engine」。超短時間の音声サンプルから話者の声を模倣できる高い実力を持つ一方、そのクオリティの高さから悪用も懸念されている。日本でも現在、俳優や声優の声を無断で使用して作成される「AI声優」の問題が顕在化しており、政府が今月公表した新たな「クールジャパン戦略」内では、生成AIによる俳優や声優の声の利用・生成に関して、不正競争防止法との関係整理を行い、必要に応じて見直しを検討する旨が明記された。Voice Engineは、こうした悪用のリスクに対してどう対策を講じているのか。同ツールの特徴とともに解説する。
記事 市場調査・リサーチ 【4000社調査で判明】日本企業のリアルな「DX到達度」、足を引っ張る…残念な領域とは 【4000社調査で判明】日本企業のリアルな「DX到達度」、足を引っ張る…残念な領域とは 2024/06/17 2024年5月、情報処理推進機構(IPA)は「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版)」を公表しました。「DX推進指標」とは、DX推進における社内課題の整理や対応策の検討時に役立つ参考資料であり、自社の実力を見える化できるチェック項目のようなものです。DXの取り組み内容に応じたランク付け(0~5)があり、これを参照することで自社の取り組みの成熟度を定量的に確認することができます。毎年、この「DX推進指標」に沿って、自社の取り組みを自己診断した結果が経産省に報告され、その内容をまとめたレポートが公表されているのです。本記事では、過去5年間のレポートの結果を振り返りながら、日本企業のDXの取り組みの変化を概観します。
記事 AI・生成AI 生成AIで検索市場が大変革、グーグル対抗の「Perplexity」が月40%も大躍進のワケ 生成AIで検索市場が大変革、グーグル対抗の「Perplexity」が月40%も大躍進のワケ 2024/06/17 生成AIの登場により、検索市場が大きく変わろうとしている。米国ではグーグル対抗のAI検索エンジン「Perplexity」の検索から流入するトラフィックは毎月40%増加していることが判明。日本でもソフトバンクと連携して本格参入することが明らかになった。これに対抗してグーグルも生成AIを活用した検索システム「Search Generative Experiences(SGE)」を利用者全員に早期に展開する見込みだ。生成AIによる検索が増えるとSEO(Search Engine Optimization)にどのような影響が出るのかは多くのデジタルマーケターが注目するところ。生成AIの登場で、検索市場に何が起きるのか。
記事 為替 相次ぐ「賃上げ実施!」は本当か嘘か? 円安で儲けた大企業の「不都合な真実」 相次ぐ「賃上げ実施!」は本当か嘘か? 円安で儲けた大企業の「不都合な真実」 2024/06/17 2021年からの急激な円安によって、大企業では粗利益が増加し、経常利益も著しく増加した。これは、輸入価格の上昇分を価格に転嫁した上に、輸出が増えたからだ。これに伴う物価高騰もあり、大企業を中心に賃上げ報告が相次いでいる。だが本当に賃上げはなされているのだろうか、分析する。
記事 リーダーシップ ココ・シャネルの知られざる半生、世界を変えた「ジョブズ」「マスク」との共通点 ココ・シャネルの知られざる半生、世界を変えた「ジョブズ」「マスク」との共通点 2024/06/17 「世界を変える」は、スティーブ・ジョブズ氏をはじめとするIT起業家が好んで口にする言葉です。ジョブズ氏がアップルを創業する67年前の1909年、パリのマルセルプ通りに小さな帽子店を開いたココ・シャネル氏(本名:ガブリエル・シャネル)も、のちに歴史的革命を起こした1人です。なぜ、シャネル氏は「CHANEL」という世界的ブランドを築くことができたのでしょうか。その理由を探るために半生をたどると、ジョブズ氏やイーロン・マスク氏とも共通する“信条”が見えてきました。
記事 AI・生成AI OpenAI・エヌビディアは「目の上のたんこぶ」…生成AI制覇ねらうマイクロソフトの絶望 OpenAI・エヌビディアは「目の上のたんこぶ」…生成AI制覇ねらうマイクロソフトの絶望 2024/06/14 生成AI市場をめぐる熾烈な争いで中心的プレーヤーである米マイクロソフト。同社は、大規模言語モデル(LLM)分野で米OpenAIと、AI半導体分野で米エヌビディアと密接な相互依存関係にあることは有名だ。一方で、ともにマイクロソフトの潜在的なライバルでもあり、早晩「今日の友は明日の敵」になる可能性がある。エヌビディアに至っては、時価総額でアップルを抜きマイクロソフトに迫る勢いだ。そこで本稿では、マイクロソフトとこれら2社が競合するビジネスは何か、そしていつ友好関係が解消となる可能性があるのか、分析する。
記事 セキュリティ総論 三井不動産の知られざる「セキュリティ戦略」、カギとなる“外部情報活用”とは? 三井不動産の知られざる「セキュリティ戦略」、カギとなる“外部情報活用”とは? 2024/06/14 DXが進むビジネスの現場において、重要な経営課題の1つとなっているのが、サイバーセキュリティ対策である。業界・業種を問わず取り組むべきではあるが、いまだ多くの国内企業は万全な対策を講じられていないのが現状だ。そんな中、セキュリティガバナンスの強化に努めているのが三井不動産だ。同社は、外部情報を上手く活用し、対策に取り組んでいるという。そこで、三井不動産の事例から、安全なDXを実現するためのセキュリティ対策の秘訣をひも解く。
記事 ペーパーレス化 現場や上長、経理が喜ぶ「経費精算」とは? 失敗しないDX化の舞台裏 現場や上長、経理が喜ぶ「経費精算」とは? 失敗しないDX化の舞台裏 2024/06/14 テレワークを初めとする多様な働き方を実現するうえで、バックオフィス業務のデジタル化は避けては通れない。特に「経費精算」は、ほとんどの企業に共通し、かつすべての従業員に関係する業務だけに、そのデジタル化は着手しやすく効果も高い。とはいえ、やり方を間違えると思ったような効果が得られないのは確かだ。ここでは、失敗しない経費精算のデジタル化のポイントについて整理しつつ、工数を4分の1にした日本テーマパーク開発やスキマバイトのタイミーの事例を紹介する。
記事 セキュリティ総論 テスラ車で狙われた「脆弱性」、知らないとヤバい自動車の“ほん怖”なサイバー脅威 テスラ車で狙われた「脆弱性」、知らないとヤバい自動車の“ほん怖”なサイバー脅威 2024/06/14 サイバー脅威が急増する現代では、IoTデバイスへの攻撃の危険性も日々高まっている。ライフサイクルの長いIoTデバイスは無防備な状態でネットワークに接続されがちなため、攻撃の踏み台にされるケースが少なくないからだ。中でも、自動車に搭載するシステムは格好の標的として狙われている現状がある。自動車をめぐるサイバー脅威について、具体例を交えながら解説する。
記事 建設・土木・建築 「インフラDX」で何が変わる?なぜ進まない? デジタル化のメリットから活用法まで解説 「インフラDX」で何が変わる?なぜ進まない? デジタル化のメリットから活用法まで解説 2024/06/14 建設業にもデジタルの時代がやってきた。これまで建設業界が支えてきた道路やダム、鉄道、港湾といった堅牢な日本のインフラが老朽化する一方、慢性的な人手不足や厳しい労働環境などに直面している。こうした課題の解決の糸口として期待されるのがDX(デジタル・トランスフォーメーション)だ。しかし、他業界に比べて、デジタル化への壁は大きく、なかなか進められていない。そこで、この記事では国土交通省が掲げる「インフラDX」から建設業界のデジタル化の現状と課題、展望についてひも解く。
記事 金融政策・インフレ インフレで本当に苦しんでいる国民はどこか? 日本はなんと「インフレ収束しない」1位 インフレで本当に苦しんでいる国民はどこか? 日本はなんと「インフレ収束しない」1位 2024/06/14 日本では円安もあり、昨今の物価高に驚いている人も多いだろう。マクロ経済指標的にはインフレ圧力は和らぎ、各国中央銀行による金利引き下げの動きが出始めている。しかし、人々が実感できる物価高の緩和には1年以上かかる可能性もある。各国の人々はどのような経済センチメントを抱いているのか。収入水準や家賃水準などを参考にしながら、各国の物価高状況を俯瞰してみたい。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス NASA 小野雅裕氏が「これから人類は宇宙を目指す大航海時代に向かう」と断言するワケ NASA 小野雅裕氏が「これから人類は宇宙を目指す大航海時代に向かう」と断言するワケ 2024/06/14 宇宙開発に関する刺激的なニュースが、連日報じられています。日米中印&民間企業による熾烈な月着陸レース、火星を目指すイーロン・マスクのSpaceXの巨大ロケットの打ち上げ……地球以外に生命が発見される「Xデー」も近いかもしれません。火星を疾走中のNASA火星ローバー(探査車)の開発や着陸地選定に携わり、4月には『新版 宇宙に命はあるのか 生命の起源と未来を求める旅』を上梓したNASAエンジニアの小野雅裕氏は、世界と日本の宇宙開発の状況をどのように見ているのでしょうか。インタビューは「(NASAと比較して)リスクをとる日本の宇宙開発がうらやましい」という意外な言葉から始まりました。
記事 環境対応・省エネ・GX 東大先端研・杉山所長が語る「人類の幸せ」とは、新たな幸せ創出に何が必要か? 東大先端研・杉山所長が語る「人類の幸せ」とは、新たな幸せ創出に何が必要か? 2024/06/13 カーボンニュートラルや生物多様性といった持続可能性が叫ばれる時代となった。こうした現状に対し、「人類が地球を支配してコントロールするモデルが通用しなくなった」と語るのは、東京大学 先端科学技術研究所 所長の杉山 正和氏だ。これが経済の閉そく感につながり、そして「人類の幸せの総量」が小さくなっているという。そこで今回、「幸せ」とは何か、また「幸せ」を生み出すには何が必要か、同氏に話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 株価連続下落で始めた「味の素DX」 “組織文化の変革”でどう生まれ変わったのか? 株価連続下落で始めた「味の素DX」 “組織文化の変革”でどう生まれ変わったのか? 2024/06/13 日本企業は海外企業と比較すると、DXが「3周遅れている」と言われている。なぜ、日本企業はここまでDXが進まないのだろうか。そこには、日本企業が陥りやすい“DX症候群”が隠れているという。そんな中、企業の経営構造変革を見事に実現し、2年連続「DX銘柄」に選出されたのが、味の素だ。本稿では、「CDO OF THE YEAR 2020」を受賞した味の素 特別顧問の福士博司氏に、味の素における企業変革の事例を交えながら、DXとパーパス経営の実践方法やDX進捗に欠かせないセキュリティ対応について話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 経産省が強化する「サイバーセキュリティ政策」その内容は?結局、企業は何をすべきか 経産省が強化する「サイバーセキュリティ政策」その内容は?結局、企業は何をすべきか 2024/06/13 サイバー攻撃の手法が高度化・多様化する中、セキュリティ対策を講じることの重要性が叫ばれている。特に近年激化しているのが、1社を踏み台にサプライチェーンを構成する他社にも攻撃を行う「サプライチェーン攻撃」だ。経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課 サイバーセキュリティ戦略専門官の山田剛人氏が、国内の産業分野におけるセキュリティ対策の現状や課題、事業者が講じるべき対策について解説する。
記事 カーボンニュートラル グリーンスチールとは何か? 日本製鉄や神戸製鋼、JFEが「こぞって注力」するワケ グリーンスチールとは何か? 日本製鉄や神戸製鋼、JFEが「こぞって注力」するワケ 2024/06/13 1 鉄鋼業界はこれまで、CO2排出量が多いとされる産業の1つとされ、「脱炭素化」が急務となっている。こうした中、鉄鋼業界では「グリーンスチール」が注目を浴びている。これはCO2排出量を大幅に減少させた鉄鋼製造方法で生成された鉄のこと。本記事では、グリーンスチールの基礎、具体的な精製方法、日本製鉄や神戸製鋼、JFEなどの日本の大手企業の取り組み事例、政策的な支援、そして今後の展望などについて解説する。
記事 AI・生成AI Copilot Studioを試してわかった「スゴい」可能性、オリジナルCopilotで業務負荷を軽減 Copilot Studioを試してわかった「スゴい」可能性、オリジナルCopilotで業務負荷を軽減 2024/06/13 1 2023年11月に発表されたMicrosoft Copilot Studioは、自分好みにカスタマイズしたオリジナルのCopilotを作成できるサービスとして注目されています。しかし、オリジナルのCopilotとはどういったものなのか、Copilot for Microsoft 365とはどのような関係があるのかなど、疑問を持たれている方もまだまだ多いのではないでしょうか。今回は、Copilot Studioを利用すると何ができるのかを見ていきながら、そのメリットやCopilot for Microsoft 365との関係性などを紹介します。
記事 金融政策・インフレ 日銀の利上げは0.5%?それとも2%の急上昇?2025年春までの注目4シナリオ 日銀の利上げは0.5%?それとも2%の急上昇?2025年春までの注目4シナリオ 2024/06/12 これまで筆者は日銀の利上げ時期を10月と予想していたが、最近の一連の情報発信、具体的には内田副総裁や安達委員の講演、そして金融政策決定会合における「主な意見」を踏まえ、7月の可能性が高いと判断した。6月の金融政策決定会合では、長期国債の買い入れ減額方針が示されるのと同時に、利上げの予告に近い情報発信があるのではないか。今後の金融政策について不確実性は大きいが、主に4つのシナリオが考えられる。順に見ていこう。
記事 製造業界 Microsoft Copilotが製造現場をガラッと変える理由、「製造×生成AI」衝撃の効果 Microsoft Copilotが製造現場をガラッと変える理由、「製造×生成AI」衝撃の効果 2024/06/12 1 近年、製造業においても急速に広がっているのが生成AIの活用だ。具体的にはどのような生成AI活用法があるのだろうか。今回はドイツで開催された「Hannover Messe 2024(ハノーバーメッセ2024)」で紹介された生成AI活用の最新事例を解説する。
記事 株式・債券市場・資金調達 「投資の神」バフェットは何を買って何を売った?いま割安な「バフェット銘柄」3選 「投資の神」バフェットは何を買って何を売った?いま割安な「バフェット銘柄」3選 2024/06/12 「投資の神様」と称されるウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが、第1四半期の保有銘柄を開示した。同社が今期に購入した銘柄、売却した銘柄はどこか。そして、バークシャーの最新ポートフォリオの中から、本来の価値より「割安」な3銘柄を解説する。
記事 人材管理・育成・HRM いくつ当てはまる? 今すぐ離れるべき「やばい職場」の特徴5選 いくつ当てはまる? 今すぐ離れるべき「やばい職場」の特徴5選 2024/06/12 1 豊かな人生を歩むために「職場選び」は非常に重要です。年間300万人超えが転職をするこの時代、今いる会社にしがみつく必要はありません。今回は、離れるべきと言える“やばい職場”の特徴を解説します。
記事 政府・官公庁・学校教育 日本の出生率は“過去最低”…教育費無償化や子育て支援拡充も少子化が止まらないワケ 日本の出生率は“過去最低”…教育費無償化や子育て支援拡充も少子化が止まらないワケ 2024/06/11 2024年6月5日、厚生労働省が2023年の「人口動態統計」を発表した。それによると、1人の女性が産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は1.20となり、8年連続で過去最低となった。また、都道府県別でみると、東京都が0.99と全国で最も低い数値であったという。少子化がさらに加速していく中、日本では、少子化対策として子育て支援や教育費無償化が叫ばれている。今の日本に求められるものとは。
記事 データ戦略 なぜホリプロや不二家はDXを実現しAIを使いこなせた? 石角友愛氏に聞くその施策 なぜホリプロや不二家はDXを実現しAIを使いこなせた? 石角友愛氏に聞くその施策 2024/06/11 米国と比較すると、日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI導入は遅れている。これまで100社を超える日本企業のAI導入/DX推進をサポートしてきたパロアルトインサイト CEO 石角友愛(いしずみ・ともえ)氏は、「DXとは会社のコアをデジタル化すること」だと説き、DXを成功させるアドバイスとして、パロアルトインサイトが実際に担ったホリプロや不二家といった企業の事例を紹介した。また、ChatGPTなどの生成AIを自社のビジネスに取り込む企業も増えてきたが、リスクもある。石角氏は生成AIのポジティブ/ネガティブの両面を解説しながら今取り組むべきDX戦略を唱えた。
記事 セキュリティ総論 OSSの84%に脆弱性…ソフトウェアサプライチェーンに潜む脅威が「命取り」になる理由 OSSの84%に脆弱性…ソフトウェアサプライチェーンに潜む脅威が「命取り」になる理由 2024/06/11 昨今、ソフトウェアの開発規模は大規模化し、マルチクラウド環境での開発、OSSやコンテナの利用、外部ツールの統合、テスト、デプロイメントなど、開発から配布されるまでの過程も複雑化している。このように絡み合ったサプライチェーンは、悪意のあるサイバー攻撃者にとって絶好のターゲットとなる。自社のソフトウェアだけをセキュアに保っていれば安全だった時代が終わった今、ソフトウェア開発におけるプロセスの透明化とセキュリティ対策について、企業はどのように進めればよいのだろうか。
記事 カーボンニュートラル なぜグリーンスチールは「GXの要」? 経産省が推す理由 なぜグリーンスチールは「GXの要」? 経産省が推す理由 2024/06/11 1 現在さまざまな業界で脱炭素やカーボンニュートラルの活動が本格化する中、「グリーンスチール」を掲げ、CO2排出量削減に取り組んでいるのが鉄鋼業界だ。国内製造業の中でも特に鉄鋼業はCO2排出量が多いことで知られ、日本の産業界全体のカーボンニュートラルを大きく左右するとも言われている。このグリーンスチールを取り巻く現在の状況や今後の展開などについて、経済産業省 製造産業局 金属課長 製造産業GX政策室長 松野大輔氏に聞いた。
記事 経費精算・原価管理 なぜユニバは勝てない?「ディズニー」だけがチケット値上げでも“最高益”の理由 なぜユニバは勝てない?「ディズニー」だけがチケット値上げでも“最高益”の理由 2024/06/11 東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドの2024年3月期の業績は売上が、5,138億円(対前年比30%増)、営業利益が1,395億円(対前年比49%増)と売上高、営業利益ともに過去最高を記録した。これは、円安を追い風としたインバウンド顧客の増加や、新アトラクションの導入等が寄与したと考えられるが、筆者はこの好業績の大きな要因の1つがその価格戦略にあるのではないかと考える。この価格戦略に関し、近年TDRは2つの大きな意思決定を行っている。1つが値上げ、もう1つが価格差別化の深化である。本稿では、この2つの観点からTDRの価格戦略をひもといてみたい。
記事 IT戦略・IT投資・DX ITアウトソーシングはなぜ失敗するのか? ガートナーが教える必須3要件とスイカSLA ITアウトソーシングはなぜ失敗するのか? ガートナーが教える必須3要件とスイカSLA 2024/06/11 IT関連の業務を外部委託する、ITアウトソーシング。日本ではSIer(システムインテグレーター)にアウトソーシングすることも多く、人材不足の解決などのメリットもある手法だが、効率面やコスト面で利用企業の期待に添わない結果となることも多い。ベンダーの「言いなり」になったり、逆にこちらの要求を押し付けるのではなく、委託先と適切な関係を築いて効果的なアウトソーシングを行うためにはどうすればよいのか。ガートナーが、成功のための「3要件」を解説する。
記事 セキュリティ総論 40%→28%…「ゼロトラスト」導入企業がなぜ減少? 必要だけど諦めがちな「原因4つ」 40%→28%…「ゼロトラスト」導入企業がなぜ減少? 必要だけど諦めがちな「原因4つ」 2024/06/10 サイバー脅威が増大し、従来の境界型防御は限界を迎える中で、「ゼロトラスト」の重要性が大きく高まっている。しかし国内企業を見てみると、むしろゼロトラストの導入が年々減ってきているというのだ。なぜこのような事態が起きているのか。本稿では、各種調査などからセキュリティの現状と課題を明らかにした上で、現実的かつ実効性のある「ゼロトラスト」実現への道を探っていきたい。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 物流DXとは何か? 課題から事例まで、「非効率すぎる人海戦術」からの脱却法 物流DXとは何か? 課題から事例まで、「非効率すぎる人海戦術」からの脱却法 2024/06/10 物流の2024年問題を筆頭とする物流クライシスは、「トラックドライバーの収入が上がれば解消する」といった単純なものではない。長く日本の物流ビジネスは、買いたたきを物流改善と称する荷主企業の怠慢、あるいは過剰要求を人海戦術によってなんとか補ってきた。だが、就労可能人口が減少していく日本において、人海戦術は早晩限界を迎えることは火を見るよりも明らかだ。求められるのは、人海戦術を脱し、生産性を飛躍的に向上させる変革であり、その切り札として期待されているのが物流DXである。
記事 金融規制・レギュレーション 見切り発進の「サスティナビリティ情報開示」、金融庁の議論と米国の状況 見切り発進の「サスティナビリティ情報開示」、金融庁の議論と米国の状況 2024/06/10 この3月、金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」の第1回会合が開催された。2023年3月から有価証券報告書におけるサステナビリティ情報の開示が開始されたものの、開示にかかる個別具体的な基準がないままのいわば「見切り発進」とも言える状況にあるのが実態だ。金融庁のWG設置の目的とともに注視すべき「米国の状況」について解説する。