記事 IT投資・インフラ戦略 2025年の崖を乗り切る、レガシーなITインフラの課題 2020/07/31 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済の先行きが不透明な今、「運用管理コスト」が重くのしかかる従来型のITインフラが大きな足かせとなっていないだろうか。最小限の工数で効率的な運用体制を実現できるITインフラが構築できれば、今求められるテレワークでも効率的に業務をこなすことができるはずだ。
記事 IT投資・インフラ戦略 仮想化環境のコストを「最小化」するには?押さえておきたい、HCI選びの勘所 2020/06/08 昨今のコロナショックを受け、VDI環境の整備に対する需要が高まっており、それに伴い仮想化環境の構築にも焦点が当たっている。その有力な選択肢として考えたいのが「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」である。これまでは認知度も低くなかなか導入が進んでいなかったが、近年は製品も成熟し採用企業も増加している。本稿ではHCIの特徴を改めて整理した上で、そのメリットを最大限受けられるベストプラクティスは何か、探っていく。
記事 クラウド 広がる“クラウド格差”、深刻化するIT人材不足でITインフラはどう変わるべきか 2020/05/13 グローバル化が進む今日では、世界の経済情勢、バリューチェーン、企業活動、そして人の暮らしを一変させてしまうような事態がいつでも起こりうる。そのような変化への対応力を高め、企業のサステナビリティを維持・向上させるには、ビジネス上の迅速な意思決定とアクションが必要とされるが、それをITの側面から支えるために、企業のITインフラをどう変容させるべきなのか。企業のIT革新を長くリードしてきた、日本ヒューレット・パッカード(HPE)とVMwareの2社に話を聞く。
記事 セキュリティ総論 新品のサーバも危ない? 急増するハードウェア狙いのサイバー攻撃、どう対策するか 2020/04/27 いまやセキュリティは、ハードウェアに搭載されているチップレベルから考え直すべき時代に突入しつつある。特に、昨今、注目されているサプライチェーンの脅威に対しては、ハードウェアからのセキュリティ対策が重要になってくる。ここでは、その最前線の対策をまとめた。
記事 クラウド データ活用を支えるITインフラはクラウド「だけ」でよいのか? 2020/03/27 「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の掛け声のもと、いまやIT先進企業にかぎらず、あらゆる業種・業界の企業がデータを活用してビジネスの変革に取り組んでいる。では、それを支えるITインフラは、いまどうなっているのか。長年、企業のITインフラ、特にストレージまわりを調査してきたテクノ・システム・リサーチのシニアアナリスト 幕田 範之 氏に、データ活用とITインフラの最新動向を聞いた。
記事 IoT・M2M 「KIOXIA SSDフォーラム2020」レポート 茂木健一郎氏も雄弁「今は人の変革期」 2020/03/16 データは記憶だ。あらゆるモノがインターネットにつながる今、あらゆる記憶がデータとなって残されている。2019年10月、東芝メモリから社名変更したキオクシアは、“「記憶」で世界をおもしろくする”をミッションに掲げている。常に業界でのリーダーシップを発揮して技術革新を起こし続けてきた同社を取り巻く、急速に拡大を続けるデータセンター市場、企業のDXを背景に伸長しているSSDの最新市場・技術動向などを紹介する。
記事 AI・人工知能・機械学習 「KIOXIA SSDフォーラム 2020」レポート 2020年 手塚治虫が生きていたら、何を描く? 2020/03/16 東芝メモリから社名変更したキオクシアが、「Driving Transformation」をテーマに2020年1月「KIOXIA SSDフォーラム2020」を行った。キオクシアの常務執行役員 SSD事業部長である横塚 賢志氏は、IoTやDX(Digital Transformation)の潮流にフラッシュメモリが大きく貢献しており、フラッシュメモリやSSDの市場・技術動向などを紹介する目的でフォーラムを開催したと語った。
記事 クラウド ITインフラ大予測2020:今知っておくべきトレンドと、インフラエンジニアの生存戦略 2020/02/17 2010年代は大きくビジネスが変革した時代だった。それは企業のITインフラも大きく変わったことを意味する。IT情報発信サイト「Publickey」を運営し、長きにわたりその動向を見つめてきたITジャーナリストの新野 淳一氏は、どのような変化を感じているのか。また、これから先、2020年代のITインフラはどう変わっていくと予測するのか。
記事 IT投資・インフラ戦略 「アポロ計画」成功の裏には、“進化し続ける”コンピューターシステムがあった 2020/02/06 1969年7月、アポロ11号により2名の宇宙飛行士が人類史上初めて月面着陸に成功した。この米国の「アポロ計画」の裏側には、当時としては革新的だったコンピューターシステムの徹底活用があった。この画期的なコンピューターシステムのアーキテクチャは脈々と受け継がれ、今なお進化を続け、企業のイノベーションを支えているという。
記事 電源・空調・熱管理 「2025年の崖」を越えるIT運用管理、分散化するITシステム“3つの課題”を解決する方法 2019/11/13 経済産業省のレポートで広く知られるようになった「2025年の崖」の反響もあり、デジタルトランスフォーメーション(DX)を切実な課題ととらえる企業が増えてきた。しかし、DX実現には、デジタル化したデータをどこで処理するのかも考慮してシステムを導入する必要がある。実際のDXでは、クラウドやエッジコンピューティングなど、分散化したシステム環境を運用、管理する必要が出てくる。そこに潜む課題を認識して解決しておかないと、DXの活用でつまずく可能性が高い。
記事 ビッグデータ 企業のイノベーションを妨げるITインフラ「4つの課題」 2019/08/02 人工知能(AI)の進化、5G実用化、データ量の爆発的な増加とデータサイエンスの機運の高まり……国内外問わず、IT環境およびそれに伴う企業活動には激しい変化が起こっている。この変化をビジネスにうまく転化できる企業はさらに成長し、乗り遅れた企業は駆逐される時代だ。そのため各社、イノベーションを探っているさなかだが、そこで足を引っ張りかねないのがITインフラである。本稿ではこれから企業のデータ活用を妨げる4つの課題を説明した上で、解決策を探っていく。
記事 量子コンピューター ビジネスを変える「量子コンピューターの勘所」を解説、今備えるべきことは何か 2019/07/31 現在、日本でも従来型のコンピューターとは構造や特性が異なる「量子コンピューター」の開発が進んでいる。量子コンピューターと聞くとあまり馴染みがないように感じるかもしれないが、近い将来一般的なビジネスパーソンの仕事にも関係し、大きな成果を上げる可能性を持つ領域なのだ。今後、ビジネスパーソンは量子コンピューターについてどのようなことに備えればいいのだろうか。
記事 サーバ AI活用に必須のGPUサーバ、「第3の調達方法」を知っているか 2019/06/25 AIやディープラーニングは、さまざまな領域での活用が期待されている。しかし、これらをフル活用しようとすると、それ相応のマシンスペックが必要になる。特にディープラーニングでは、求められる認識精度が高いレベルであればあるほど、ハイスペックなGPU搭載マシン(以下、GPUサーバ)の利用が必須となる。マシンの調達に際し、自社購入あるいはクラウドサービス利用かを検討するだろうが、どちらにも一定のリスクが存在する。そこで本稿では“自社購入”“クラウド利用”のそれぞれの特徴を考察し「第3の調達方法」を紹介する。
記事 ビッグデータ 【名画で学ぶ】情シスが真の自由を手にするには?データ管理で縛られた日々から抜ける 2019/05/31 情シス部のストレージあるある悩みを、名画に絡めて解説する【ストレージ名画ギャラリー】。今回の名画は19世紀フランスのロマン主義作家、ウジェーヌ・ドラクロワの代表作。現代でもよく知られるあの名画を通じて、本ギャラリーのオーナーが飼う猫が情シス部の悩みを解決に導きます。
記事 サーバ さくらインターネット 田中社長が語る、進化したSSDの現在と活用のノウハウ 2019/01/28 日本を代表するデータセンターサービス事業者であるさくらインターネット。同社代表取締役 田中 邦裕氏が大規模エンタープライズシステムでのSSD活用戦略を語った。そのほか、サーバハードウェア・ソフトウェア市場を代表する2社の最新製品・技術トレンドとともに紹介する。
記事 サーバ “情シス”が「SoR」だけでなく「SoE」も自在に使いこなす方法 2018/09/18 デジタルトランスフォーメーションが進めば、そこで求められる情報システム部門のあるべき姿も変わってくる。ITインフラも「Systems of Record(SoR)」と「Systems of Engagement(SoE)」という異なる特性を使い分けながら構築していく必要がある。オンプレミス/クラウドが混在するような複雑なシステム環境を管理しながら、どうすれば新しいスタイルにシフトできるのだろうか。その実現をサポートするための、ITインフラの条件を探る。
記事 サーバ仮想化・コンテナ 働き方改革と相性抜群、「デスクトップ仮想化」する際に見落としがちなポイントとは 2018/08/30 働き方改革に取り組む企業が、サテライトオフィスや在宅勤務など社外での業務を実現するためにデスクトップ仮想化(VDI)導入に挑戦する動きが本格化してきた。VDI自体は一般化してきたとはいえ、新しい取り組みの場合は小さく始めて大きくするのが基本だろう。しかし、VDI特有の理由により、いざ本番環境で稼働しようとした途端につまずく「落とし穴」がある。ここではそうした見落としがちなポイントについて解説する。
記事 サーバ カブドットコム証券がハイパーコンバージドを2種導入したワケ、選定の基準とその効果とは? 2018/08/07 大手ネット証券で唯一ともいえる、「完全システム内製化」を掲げるカブドットコム証券。同社のIT部門は、変化の激しい金融業界において常にチャレンジし続ける「攻めのIT」を展開している。その同社が「システム構築の最適解」として、異なるベンダーのハイパーコンバージドインフラストラクチャー(以下、HCI)を導入した。カブドットコム証券 システム技術部サーバ&DBチーム チームリーダー 池浦 將登氏に選定の背景や導入の効果などを聞いた。
記事 サーバ デジタル変革へITインフラを更新せよ、システム更改の意味を変える「唯一のHCI」とは 2018/07/30 今、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)への注目が急速に高まっている。かつてはデスクトップ仮想化(VDI)のためのインフラとして注目されたHCIだが、現在ではVDIにとどまらない多様なシステムのインフラとして、その価値に気づく企業が増えているのだ。しかし、企業のシステム運用とビジネスそのものにHCIが与えるインパクトの大きさを、正しく認識できているだろうか。盛り上がりを見せている今だからこそ、HCIがもたらす本当の価値、インパクトを正しく理解しておくことが重要だ。
記事 バックアップ・レプリケーション 予想以上に高いサーバ移行の壁、Windows Server 2008 R2サポート終了迫る中どうする? 2018/07/17 Windows Server 2008 R2 のサポート終了までに残された猶予は2018年8月時点で600日を切っており、すぐにでもサーバ移行に向けた準備に取り掛かる必要がある。もっとも、考慮すべき事項はそれだけではない。ハードウェア故障や災害発生、サイバー攻撃など、常に不慮の事態を想定した上で、いつでも迅速にサーバ移行および起動を行うことができる体制を整えておくことが重要だ。
記事 サーバ YKイノアス事例:サーバ保守切れでリプレース、なぜクラウドではなくHCIを採用したのか 2018/04/24 100年を超える歴史を持つ化学関連の専門商社であるYKイノアス。同社は、BCP(事業継続計画)やDR(災害対策) への対応、さらに長年活用してきたサーバの保守切れを契機に、データセンターへの移行と新しい基盤として、最新のハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)を国内で初めて導入した。なぜ、YKイノアスはHCIを選択したのか。その背景と導入経緯、その成果を聞いた。
記事 バックアップ・レプリケーション HCIで加速するサーバ仮想化、目からウロコの移行術とは? 2018/02/07 実は今、改めてサーバ仮想化が注目されている。その背景の1つには、Software-Definedの潮流からストレージやネットワークを含めた仮想化が可能になり、HCIといったよりシンプルにサーバ仮想化が実現できるようになったことが挙げられる。加えて、利用企業の多いVMware vSphere 5.5のサポート切れが近づくなど、リプレイスの要請もある。とはいえシステムを移行する際は、停止することはできない。そこで、覚えておきたいのが、バックアップソリューションを活用した仮想環境への移行術だ。
記事 セキュリティ戦略 2018年のサイバー攻撃はどうなる? 名和利男×HPE 緊急対談 2018/01/23 2017年末、インテル、AMD、ARMといったプロセッサのアーキテクチャレベルの脆弱性が問題となった。攻撃の難易度は高いとはいえ、プロセッサベンダー、クラウドベンダーは対応に追われた。2018年、多くの製品にプロセッサが搭載され、ネットワークにつながるIoT時代は、アプリケーションやOSへの従来型の監視や対策では不十分であり、ハードウェアやプロセッサレベルの保護が急務と指摘する専門家も少なくない。
記事 サーバ仮想化・コンテナ ハイパーコンバージドインフラ(HCI)が「当たり前のITインフラ」になった理由 2017/10/25 いま、企業のITインフラとして熱い注目を集めているのが「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」だ。もともとは2014年頃、米国でVDI用のインフラとして注目を集めたが、現在は、ごく一般的なITインフラとして、サーバリプレースのタイミングで検討されるようになった。HCIは、なぜこれほど短期間に注目を集めるITインフラになったのだろうか。その理由と製品選択のポイントをまとめた。
記事 サーバ ハードウェアまで深化したセキュリティリスクを未然に防ぐ「革新的なアプローチ」とは 2017/10/04 2017年7月20日、企業のITインフラやクラウド基盤の在り方を変える「新たな指針」が示された。顕在化しつつあるハードウェアレベルまで深化したセキュリティリスクを、「ハードウェア主導のセキュリティ技術で未然に防ぐ」という革新的なアプローチだ。ついに登場したHPE Gen10 サーバー プラットフォームが打ち出したコンセプトは、『世界標準の安心サーバー』である。HPEのキーパーソンに聞いた。
記事 サーバ 新時代のコンピュートエクスペリエンス、「自働最適化」「不揮発性メモリ」は何をもたらすのか 2017/10/04 2017年7月27日に開催された「HPE サーバーフォーラム 2017」は、800人を超える来場者の熱気に包まれた。ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)が総力を結集した新製品、「HPE Gen10 サーバー プラットフォーム」のデビューイベントである。“ハードウェアレベルのセキュリティ”という新たな業界標準で来場者を惹きつけたセッションの模様を通じて、『世界標準の安心サーバー』の価値を明らかにしていこう。
記事 サーバ仮想化・コンテナ SDDCは何を自動化できるのか? ITインフラの課題を「5つのレイヤー」に分解して解説 2017/08/27 属人的で手作業の多い運用管理、構成変更や管理のたびに発生するドキュメント作成と承認フロー。IT基盤の運用全体を俯瞰すると、まだまだ解決すべき課題は残っている。こうした中で注目されるのが、データセンターで提供されるリソース全体を仮想化し、運用の自動化を目指す「Software-Defined Data Center(SDDC)」だ。今回はIT基盤を「物理層」「論理層」「仮想マシン層」「ミドルウェア層」「アプリケーション層」の5つのレイヤーに分けてそれぞれの課題をまとめるとともに、SDDCによって何が解決できるのかを整理してみたい。
記事 サーバ仮想化・コンテナ 知っておくべき「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」の基本、製品選択のポイントは? 2017/08/27 Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといったパブリッククラウドの普及を尻目に、「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」と呼ばれるITインフラが注目を集めている。サーバ、ストレージ、ネットワークと仮想化のテクノロジーを1つの筐体に集約し、シンプルで拡張性の高い企業システムを構築できることから、データセンターを運用する大手企業やスピードを必要とする企業などで導入がすすんでいる。既存のITインフラやコンバージドインフラとの違いなど、ハイパーコンバージドインフラとは何かをあらためて整理し、製品選択のポイントを紹介しよう。
記事 IT投資・インフラ戦略 東大江崎教授が「SDx」を解説、インターネット/IoT時代に必要なIT投資のポイント 2017/06/26 IoTやAI、フィンテックといった先進技術の発展によって、データセンターは変革の時期を迎えている。企業が取得・収集・保有するデータ量は飛躍的に増大し、ビジネスにおけるIT需要がますます予測困難化しているのだ。こうした中で、サーバー、ストレージ、ネットワークといったITリソースをソフトウェアで制御する「SDx(Software Defined Anything)」が実用フェーズに入っている。SDxは、企業のビジネスやイノベーションをどのように支えるのか。SDxを意識して、いかなるIT投資を行えばいいのか。東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授の江崎 浩氏に聞いた。