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  • 2021/11/09 掲載
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近年、情報収集や情報分析の分野で「OSINT(オシント)」という手法が注目されている。これは「Open Source Intelligence」の略語で、一般的に公開されている情報を分析して、独自の情報を読み取る手法だ。もともと国家安全保障上の軍事・諜報活動で使われてきたが、近年はサイバー攻撃に対する防衛でも活用されている。大手企業や官公庁の情報漏えい事件の調査・コンサルティングを行っている日本ハッカー協会 代表理事の杉浦 隆幸氏に、OSINTの活用法と利用価値を解説してもらった。

分析する人によって情報の深さが変わるOSINT

 「OSINTは誰でも使える奥深い技術である」と日本ハッカー協会 代表理事の杉浦 隆幸氏は語る。OSINTの前段階の知識として、杉浦氏は「情報」の種類についてこう説明する。

「日本語の『情報』を英語で表現すると、『data』『information』『intelligence』の3種類があります。実際に存在する情報はdata、それが意味のある形になるとinformationになります。intelligenceは、informationを分析・補完したものです」(杉浦氏)

画像
「情報」の種類

 このintelligenceが情報分析の鍵になると杉浦氏は語る。

「dataの中から意味のある情報を見つけて分析・補完し、行動に移せる、もしくは判断の材料となる形にしたものがintelligence。『OSINT』もintelligenceの1つです。9割の情報はインターネットで公開されているものやテレビで放映されているものなので敷居は低いのですが、調べる人によって情報の価値に大きな差が出ます」(杉浦氏)

 さらに杉浦氏はこう続ける。

「OSINTは『どのように切り取るか』と『足りない部分をどう補完するか』がポイントになります。結果としての情報から原因を予測して『この原因があるから、この結果があるのだ』というところまでを調べることによって、情報の深さが変わるのです」(杉浦氏)

この記事の続き >>
・OSINTにおける分析、ポイントは3つ
・実践練習:この写真から読み取れる情報とは?
・情報を見極める力を養う、OSINTの利用価値

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