業務用インクジェットプリンタ事業へ富士フイルムが本格参入

　富士フイルムは、2007年4月から業務用インクジェットプリンタ事業へ本格参入すると発表した。

　100％子会社である英国FUJIFILM Sericol社が製造するUVインク・溶剤インクに対応するインクジェットプリンタを北米市場にて販売を開始し、順次販売エリアを広げていく予定。これにより、印刷システム事業の事業領域のさらなる拡大を図っていく方針だ。

　富士フイルムはオフセット印刷向け製版用フィルム・PS版・CTP版、ソフトウェア、プレートセッターなど、印刷製版機材の製品群の開発・生産・販売をワールドワイドに展開しているが、今後、同社のコア事業の一つである印刷システム事業に注力し、2008年度には連結売上高3000億円以上を目標とする。