SAPジャパン、マスタデータを統合・管理可能なソリューションの最新版を発売

　SAPジャパンは、企業内のマスタデータを統合するソリューション「SAP NetWeaver　Master Data Management(以下、SAP NetWeaver MDM）の最新版「SAP NetWeaver MDM 7.1」を提供する。企業は、経営の効率化、データの見える化、コンプライアンスへの対応が急務の課題となっており、こういったニーズに対応する。

　同製品は、複数のマスタデータを設計機能により、一つのマスタデータとして統合・管理する。一つのリポジトリで複数のマスタを管理できるため、サプライヤーや製品といった複数のマスタを関連づけて管理することが可能。また、参照データの重複も避けられる。さらに、複数項目を組み合わせ、ひとつのデータとして定義する機能が追加されたことで、データ管理の利便性を向上するとともにあらゆるデータに対応し、マスタデータ設計を容易にしている。

　さらに、ビジネスプロセス統合管理を実現する「SAP NetWeaver Process Integration」のアダプタ提供によるSAPとの連携を強化する。ビジネスオブジェクツ社のデータの品質向上を行うためのソフトウェアである「BusinessObjects Data Quality XI」との連携も実現し、管理されるマスタデータの品質を高め、分析を行うことも可能になる。