日本オラクルは、オラクルのビジネスインテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence 11g」のモバイル対応を強化したことを発表した。

　オラクルでは、iPhoneやiPad向けに開発した「Oracle Business Intelligence」のモバイルアプリケーション「Oracle BI Mobile」を2008年より提供している。iPadのビジネス現場における普及が加速する中、今回、iPadでビジネスインテリジェンス（以下 BI）を活用するユーザーのために、より操作しやすい画面や機能を強化し、このたび最新の「Oracle BI Mobile」として提供開始した。

　最新の「Oracle BI Mobile」では、iPad上の画面や表示されているコンテンツの遷移、縮小や拡大など、iPad特有の操作方法を活用している。また、地図情報との連携が強化され、GPS機能を使って現在地情報を元に周辺地域の顧客情報などをリアルタイムな情報活用を支援する。常時ネットワークに接続して使うのではなく、頻繁に利用する分析結果などを専用のフォルダに保存し、ネットワークに非接続の状態でも参照できる機能が追加され、外出先でのより効果的なBI活用を促している。また、分析条件入力もiPadの直感的な操作方法を活用することで必要な分析結果に円滑に辿りつくことを可能にする。

　最新の「Oracle BI Mobile」は、「Oracle Business Intelligence 11g」を利用していれば、App Storeからダウンロードすることが可能。なお、iPadの利用環境としてiOS4．2．1以上がインストールされている必要がある。