- 2023/06/08 掲載
バイナンスCEO、顧客資産110億ドル受領 トンネル会社経由で
SECは5日、違法行為の疑いでバイナンスと趙氏を提訴。6日にはバイナンスの米国資産の凍結を裁判所に求めた。
SECは13件の提訴で、バイナンスと趙CEOが、メリット・ピークと、趙氏が支配する別の貿易会社シグマ・チェーンを用いて、企業の資金と顧客資産をどんぶり勘定にして「好きなように」使っていたと主張。顧客資産がリスクにさらされたとしている。
6日のSECの提出書類によると、メリット・ピークが2019─21年に受け取った資金計220億ドルは、大半がバイナンスとその米関連会社のものだった。
このうち110億ドルはセーシェルを拠点とする、やはり趙氏の支配下にある企業キー・ビジョン・デベロップメントから送られた。
ロイターは5月に、キー・ビジョンとメリット・ピーク、さらにはバイナンスの持ち株会社バイナンス・ホールディングスが、バイナンスの金融ネットワークの中核を形成していたと報じた。
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