- 2026/03/18 掲載
優秀な人ほど「リーダーで潰れる」残念理由、地獄から抜け出す「たった1つの方程式」
AI研究者・認知科学研究者。AI関連研究で博士号取得後、連続起業家として活躍。シリウステクノロジーズ(ヤフーにより買収)のChief Scientistを務め、ネイキッドテクノロジー(ミクシィにより買収)の創業・売却後、Cinnamon AIおよびNexus FrontierTechを設立。技術に立脚したビジネスをゼロから立ち上げ、成長・拡大・売却へと導いてきた実績を持つ。現在は、最先端のAI研究と認知科学の橋渡し役として、企業が「認知的AI」を通じてビジネス価値を最大化できるよう支援している。著書に『チームが自然に生まれ変わる――「らしさ」を極めるリーダーシップ』『ダブルハーベスト――勝ち続ける仕組みをつくるAI時代の戦略デザイン』(ともに共著、ダイヤモンド社)がある。
「いい人」ほど「組織を殺す」リーダーの落とし穴
多くのリーダーは、「いい人」でありたいと願っています。部下の意見を尊重し、上司の顔を立て、他部署との衝突を避ける。一見、理想的なリーダー像に見えます。しかし、私は「その『配慮』こそが、組織の活力を奪う最大の敵である」と考えています。そして組織の活力を奪う、たとえば「飲み会でご機嫌を取る」「各部署の説得に奔走する」「残業を増やしてでも対応する」といった目に見えない努力や時間、ストレスの総称を「合意形成コスト」と定義しています。
トップダウンで強引に決める「支配」マネジメントが、メンバーの反発を招き、後から手戻りを生むのは想像に難くありません。しかし、全員の顔色をうかがう「忖度」マネジメントもまた、本質的な議論を先送りし、意思決定を遅らせることで、静かにコストを垂れ流し続けるのです。
「言った言わないの水掛け論」「会議のたびに蒸し返される議論」「誰も責任を取らないための稟議リレー」。これらはすべて、リーダーが「いい人」であろうとした結果、支払わされるコストです。
では、どうすればこのコストを下げられるのでしょうか。 【次ページ】根性論ではない…「マネジメントの方程式」
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