• 2025/06/27 掲載

小米の新型電動SUV「YU7」に注文殺到、株価は最高値更新

ロイター

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[上海 27日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)・スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の新型電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「YU7」は、26日夜の販売開始から数時間で予想を上回る受注を獲得した。同社株は8%上昇して史上最高値を更新した。

シャオミは26日、YU7の価格を25万3500元(3万5364ドル)に設定した。米EV大手テスラのSUV「モデルY」の価格を4%ほど下回る価格で、中国市場において同社への対抗を強める。

YU7のベースモデルを中国で最も売れているSUVであるモデルYの最低価格(26万3500元)よりも1万元低い価格に設定した。高級モデルの「YU7プロ」は27万9900元、「YU7マックス」は32万9900元にそれぞれ設定した。

シャオミは同日夜にこれら3モデルの注文の受け付けを開始。発表によると、受注台数は販売開始から1時間で28万9000台に達した。これは昨年3月に発売した同社初のEV「SU7」の3倍以上となる。

ジェフリーズのアナリストは「YU7は飛ぶように売れているようだ」と指摘。需要が予想よりも強いとし、シャオミが狙っているように中国で最も売れているテスラのモデルYからシェアを奪える可能性が高いとの見方を示した。「YU7の価格設定はテスラのモデルYをわずかに下回るが、スペックと性能ははるかに優れている」と述べた。

シャオミの創業者で最高経営責任者(CEO)の雷軍氏はYU7でモデルYに挑みたいとしている。モデルYのほか、YU7はジーカ―の「7X」や理想汽車(リ・オート)の「L6」とも競合する。

サード・ブリッジのシニアアナリスト、ロザリー・チェン氏は「YU7はシャオミが新し物好きやテクノロジー愛好家を超えて、量産型EVセグメントで本格的なプレーヤーになるかどうかの試金石になる」と指摘した。

シャオミは同業の比亜迪(BYD)、広州汽車集団(GAC)トヨタ、鄭州日産と提携し、人間と住宅、自動車をつなぐエコシステムを構築する方針も示した。

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