- 2025/06/30 掲載
午後3時のドルは143円後半へ下落、月末のポジション調整など
[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は143円後半と、前営業日ニューヨーク市場の終盤からドル安・円高の水準で推移している。月末のドル売り・円買いのフローに押されているとみられる。米利下げ観測などで、下押し圧力も根強い。
ドルは早朝の下落後に買い戻しの動きが強まり、いったん144.77円まで上昇。仲値公示前後からは下げに転じ、いったん下げ渋る場面もあったものの午後1時過ぎから再び下げが加速した。143円後半に下落した後はほぼ横ばい推移となった。
ユーロ/円も仲値後に下げ基調となり、169円半ばから168円後半まで下落した。
ドル/円は前週にいったん148円を付けた後、「戻りを待った結果、月末で売らざるを得ない輸出勢もいたようだ」(国内銀行の為替セールス担当者)との声が聞かれた。
5月と比べて6月は若干円安気味で推移したこともあり、年金のリバランスに絡む売買の可能性を指摘する声もあった。
外為どっとコム総合研究所調査部長の神田卓也氏は、各アセットでのポジション調整の動きが背景にあるとして、「調整が日替わりで入っており、きょうは円買いが優勢になっている」との見方を示した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 143.90/143.92 1.1725/1.1727 168.76/168.77
午前9時現在 144.50/144.51 1.1726/1.1728 169.45/169.47
NY午後5時 144.65/144.68 1.1719/1.1721 169.53/169.58
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