- 2025/09/18 掲載
TikTok合意、米共和党議員が「中国の影響継続」に懸念表明
[ワシントン 17日 ロイター] - 中国共産党に関する米下院特別委員会のムーレナー委員長(共和党)は17日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国資産を親会社の中国企業、字節跳動(バイトダンス)から米国の所有者に移管するという米中が合意した枠組みについて、中国側が依然としてアプリのユーザーに影響を与える可能性を懸念していると述べた。
「新生TikTokがバイトダンスのアルゴリズムとアプリケーションに依存し続け、中国共産党の支配や影響が続く可能性を懸念している」とした。TikTokはこれまでのところコメントしていない。
トランプ大統領は16日、TikTokの米事業の継続で米中が合意したと発表した。中国は合意を「ウィンウィン」と評価、TikTokの技術輸出と知的財産ライセンスを見直すとしており、関係筋は、TikTokの米事業は新たな契約の下でもバイトダンスのアルゴリズムにアクセスできる可能性が高いとみている。
米議会はバイデン政権時代の2024年、TikTokの米国のユーザーデータを中国政府が入手し、米国人をスパイする恐れがあることなどを理由に、TikTokに米事業売却を求める法案を可決した。
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