- 2025/11/04 掲載
 
アラムコ、第3四半期は2.3%減益 原油下落が響く
[ドバイ 4日 ロイター] - サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコが4日発表した第3・四半期決算は前年同期比2.3%の減益となった。原油価格と製品価格の下落が響いた。
第3・四半期の純利益は1010億2000万リヤル(約269億4000万ドル)。
ただ、第2・四半期との比較では19%の増益。原油や石油製品・化学製品の販売量拡大と価格上昇が寄与した。
第3・四半期の炭化水素の総生産量は日量1327万石油換算バレル。第2・四半期は日量1280万石油換算バレルだった。
2030年のガス生産能力の目標は、2021年比で約80%増。従来目標の60%増から上方修正した。
同社のジャフラ天然ガス開発事業は、主要ガス生産国を目指すサウジの中核的なプロジェクトとなっている。
同社が先に明らかにしたところによると、第3・四半期の配当総額は213億ドル。うち約2億ドルは業績連動型配当。
借入総額は9月30日時点で951億ドル。前年同期の809億ドルから増加した。負債水準を示すギアリング比率は、24年9月末の1.9%から6.3%に上昇した。
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